パリをあんまり見れなかったのでせめて映画で!といことで観てきましたよ~
映画『ミッドナイト・イン・パリ』予告編
ウディ・アレンの監督生活47年、監督作42作目にして、自己最高の興行成績を収めている映画。
なんといっても主人公がウディ・アレンではなくフツーにイケメンな俳優だったということが成功の鍵かも
それでも俳優の敬意からか、監督(ウディ・アレン)からの「オマエはオレの変わり身に過ぎない!」という指導なのか、どもり具合といい、オタク加減といい、オリジナルのウディ・アレンを真似しすぎて気の毒な感じでした。あの演技はウディ・アレンのような醜男がやるから冴えるんで、逆にウディ・アレンのパロディに見えてしまうのでやめたほうが良かった気はする。これではまるで歌舞伎役者のン代目とか水戸黄門のン代目ではないか
そうは言ってもステキな映画で、DVDも買おうかな!?という幸せな気分で映画館を出てきたのでした。
良い子ぶりっこのウディ・アレンらしく、ほとんど「国策映画なのか」というテーマではありますが、どんな時代でもパリはやはり美しい。の1言に尽きる。永遠の『パリのアメリカ人』を表現していました。
東電事故以来、フランスに行っても「この国も埋める場所がないほど核燃料を抱えているんだよなー」と、美しい森や自然を冷めた目で見ていました。全てが空々しく感じて。なーにがフレッシュ野菜だ果物だ。どうせ汚染食品のくせに。原発なんて事故が起きなくたって放射能なんかいつも垂れ流しじゃん。スープ・ド・ポワソン(魚貝のスープ)なんか飲めたもんか
という気分が『ミッドナイト・イン・パリ』で少し晴れました。
2006年に文化村でスーパー・エッシャー展を観たとき、ちょうどFlash Point の編集中だったんですね。その時に:鏡台の中に過去の風景が写っている絵(版画)があったのですが、その絵を観た瞬間:「次の私のCDはこういうものにしたい」と閃いたのを思い出しました。
現在にいながらにして過去を見る、体験するということ。
ずっと忘れていましたが、やはり潜在意識には刷り込まれていたようで、結果:新譜はそのような内容になっています。エッシャーとビアズリーを音楽で表してみた、という気分だろうか。
振り返ってみれば、2011 ~2012シーズンのAbsolute-MIXもそういった内容でした。
そういえばHAARPでタイム・スリップや遠隔地への瞬間移動が可能らしい。という情報もあります。
ただ成功率がまだまだ低いらしく、身体の1部だけが(未来や過去や遠隔地に)飛んでしまい、バラバラになってしまうという恐怖の実験段階らしい。
シドニィ・シェルダンのようにウディ・アレンがHAARPの可能性も視野に入れて制作したとは到底思えない(笑)のですが、『空間を歪ませる』『3次元以上の空間』というものは次のヤザワのテーマになるかもしれません。