ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ウィーン的なるものの・・・準備

2013年06月15日 | 文化・芸術

おニューのBostonが入った宜野座がらまんホール。もうすぐヤザワも弾くわよ~

 

写真の日はフランス人ジャズ・ピアニストのコンサートで、大いに盛り上がっておりましたよ

 

ピアノは:中音域がまだ新品の眠たそうな音がしていましたが、高音域はハンブルグ・スタンウェイを彷彿とさせる品のいい透明感のある音でした。良い買い物をしましたね

 

ざっくりとしたプログラムは決まっていますが、まだ何曲か思案中。前半のパリ世紀末と対比となりつつ、同じ時代を反映したものを入れたいと思ってます。

 

2キロ以上はありそうな展覧会のカタログ。1989年にセゾン美術館で開催された『ウィーン世紀末』展。を見ながら・音楽史の本も読んで・(桐朋の)図書館から楽譜も宅急便で多数借りて・とある財団に楽曲の問い合わせをしたり・図書館にも入ってないレアな楽譜を航空便で取り寄せたり・・・

 

それにしてもゴージャスなカタログ。セゾンは素晴らしい仕事をしましたね

セゾングループの長、堤清二会長が、ある雑誌のインタビューで、当時のセゾンの文化貢献に対して:『大衆を啓蒙しようという意思があったのか?」と聞かれ、「そういうつもりは全くなかった。自分の見たいものを見せたいと思った」と答えているのを読み、「さすがだわ。本物の文化人でインテレクチュアルとはこういう人だわ」と思いました。素晴らしいものを沢山、東京で紹介していただき、どれほど日本人の民度が上がったことか。セゾンがなければヤザワはまだサルでした。ピアノが弾ける猿。

 

6月29日(土)PM5:00開演(開場は4:30)がらまんホール(ロビー)

 

矢沢朋子ピアノ・トーク・コンサート Piano+(plus)『2つの世紀末:パリとウィーン』

前半:サティ「薔薇十字会の鐘」、スクリャービン「黒ミサ」ソナタなど「Playing in the Dark/仏蘭西幻想奇譚」より

後半:ベルク:ピアノソナタ、シェーンベルク:3つの組曲Op.11、ブラームス:6つの組曲Op.118、他

 

というところまでは横井さんもご存知です。

うーん。もう決めないとー・・と本を読んだりツタヤでビデオをレンタルしたり(←遊んでるワケぢゃないのよ)

どのへんがウィーンだって

まあまあ。ヤザワのバイブルなもんで。 

 

やはりハプスブルグ家は外せないなー(笑)ヤザワ的に。(この写真の読書傾向からナゼその結論に?の突っ込みはナシでヨロシク。音楽史の本とかセゾンのカタログが全てヤザワ的に昇華されたのさ)

みなさまにもヤザワの聞きたいものを聞いてもらいたい

 

横井おねえさまは:・世紀末のウィーンという都市、ウィーン分離派、エゴン・シーレとシェーンベルク他、モダニズムの先鞭としてのウィーン工房。あたりを授業っぽくなく、さらりとお話していただいて・・・

 

スクリャービン:Feuillet d'album, Op.58, 3 Morceaux Op.52-1 Poem, Prelude Op.45- 1&3, Nuances Op56,

についてもお話していただきたい

 

決めました!よろしくね(←横井さんに言ってるし:笑)楽しみだわ~

PS:そうそう。例のWの曲はあんなに手間かけて取り寄せたのに、スカだったわ。ということでスクリャービンだけど、これもなかなか見つけにくい楽譜だったのよ~。きっと好きだと思う。音源は弾けたらMP3で送るわね!それでトークのタイムと割り振りして、タイムテーブルを出しましょう。

 

というようなことをあと2週間でやるわけです。横井さんにお会いするのも久しぶり。

 

東京からもご贔屓筋の方が観光がてらいらして下さいます!

しかし:ツアー(矢沢朋子を聞いて・矢沢朋子が案内する沖縄)次の日:「海は遠くから眺めるだけ」でよいそうです。

まるで沖縄の人が東京から来るみたいです

 

 

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