宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2010/08/09
(続き)
呉駅から呉線で三原を目指します。梅雨前線による大雨の影響で、安浦~竹原間が普通という案内を見ますが、呉線の車窓から眺める瀬戸内海を楽しみにしていたので敢えて広行きの電車に乗車。乗り換えて安浦へ到着したのが8:50頃でした。



ピーカンの朝、空が青いです。ここから先は不通区間のため、代行輸送のバスに乗り込みます。



運転手さんのすぐ後ろ、海側の座席に座ることができました。



海岸沿いの道路を行くバスの旅もまた楽しいです。景色をぼんやり見ながら、バスに揺られること30分ちょっとで竹原の駅に到着します。森田食堂で朝酒を楽しんでいる、酔わせて下町の藤原さんから、「竹原に行ったのならタクシーに乗って古い街並みを是非」とお勧めいただきますが、次の電車への待ち時間は30分ちょっと。何とも微妙な空き時間のため断念します。駅近辺をぶらりとするだけで駅のホームに向かい、再び電車の旅に。



三原行きの電車は変わったカラーリングでした。ここから先、呉線の車窓はまたまた瀬戸内海の景色が広がります。



海岸線ギリギリを行く電車。海底が透けて見えるくらいきれいな海です。10:50頃に三原へ到着。岡山行きの山陽本線に乗り換え、尾道への到着は11:15。バス代行輸送によるタイムロスは約1時間でした。



尾道で途中下車したのは、酒場通のベーシスト、川上つよしさんの、瀬戸内海を眺めながらテラスでビールを飲んでいるtwitterでのつぶやきを見たからだったのでした。尾道を歩くのは実は始めて。坂の町をてくてく歩きます。



坂を上りながら、どんどん高くなっていく眺めを楽しみます。最後は息を切らせて何とか展望台まで到着。



しまなみ海道を一望できます。しばらく展望台で景色を楽しんだあと、下のフロアにある休憩所に入って生ビールです。



窓際の席で景色を楽しみながらの生ビール。ギラギラの太陽の下、坂を上がってきてカラカラの喉にビールが染み渡ります。絶景に絶品生ビール。最高の贅沢です。生ビール1杯をぐいっと呑んでごちそうさま。下りはロープウェイに乗りました。



どんどん近づいてくる尾道の街並み。あっという間に下界に下りて、尾道の街をぶらぶら歩きます。そして、目指すしみず食堂への到着は13:10。



再開発されてきれいに整備された海岸に、ぽつんと佇んでいます。暖簾をくぐると、おかずが冷蔵ケースの中に陳列されていました。



昼過ぎなので、おかずの数は少なくなっている模様。そんな中から、立派なサイズのホタルイカのようなイカの煮付けをチョイスしてテラス席へ移動します。



そうそう、この景色。川上さんのつぶやきで見た景色です。感激しつつゆるゆると生ビールを呑みながら、イカの煮付けが旨いです。お店のご主人にお聞きすると、この巨大サイズのホタルイカのようなものは、地元ではチンチンイカと呼ばれている地物だそうです。ちょうど目の前はフェリーの船着き場。頻繁に小さな船から車、自転車、人が乗り降りする様子はなかなか興味深い景色ですが、このあたりでは日常当たり前の光景なんですね。ぼんやりと過ごすこと30分弱。お会計をすると、お店のおかあさんが再開発前のお店の写真を見せてくれたり、その当時の雰囲気などをいろいろと教えて下さいました。とても親切な店主とおかあさんのお人柄も素敵。おかあさんに手を振って、尾道駅へ向かったのでした。
(つづく)

コメント ( 3 ) | Trackback ( )