11月23日の「四国の災害史シンポジウム」のお知らせです。
宇和海沿岸部における地震、津波の歴史、伝承を取り上げます。伊方町、八幡浜市、西予市、宇和島市、愛南町でご興味のある方はぜひご参加ください。
日時 11月23日(金・祝) 13:00~16:30
会場 愛媛県歴史文化博物館 多目的ホール(西予市宇和町卯之町4-11-2)
テーマ 記憶される災害・忘れられる災害―地震・津波・洪水等の災害伝承―
(趣旨)東日本大震災の発生以降、全国各地で地震・津波に関する歴史上の災害記録が注目されています。今回のシンポジウムでは、古文書や書籍などの文献に記された災害の「記録」だけではなく、地域に世代を越えて伝承されてきた「記憶」に注目し、四国において過去に発生した南海地震・津波をはじめ、洪水、旱魃などの災害の歴史的事実がいかに現在に伝承されているのか。また、いかに忘れ去られているのか考えてみたいと思います。四国の災害を考える上では、隣接する地域の災害の記憶・伝承の状況についても知ることが有益であるため、和歌山県等からも発表者をお願いしています。過去の災害の記録と記憶・忘却のあり方を考察することで、今後、四国において発生が予想される南海地震・津波、そして四国を頻繁に襲う洪水、旱魃の防災への備えの一助になればと考えています。
(内容)
「石に刻まれた災害の記憶―地震・津波・洪水の災害記念碑―」前田正明氏(和歌山県)
「地名に見る災害と開発の記憶―高知県の農山漁村の事例から―」楠瀬慶太氏(高知県)
「四国における災害の記憶と伝承」大本敬久(愛媛県)等
(申込み)事前申し込み不要・当日受付 (資料代)300円
(主催・共催・協力)四国民俗学会・四国災害史を学ぶ会・愛媛県歴史文化博物館友の会
(問合せ・連絡先)四国民俗学会 開催地担当 大本 nanyotv(アットマーク)gmail.com