愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

民具から見た日本列島の歴史の可能性

2013年04月15日 | 日々雑記
愛媛県歴史文化博物館で近年刊行された2冊の資料目録があります。

『愛媛県出土木製品(弥生・古墳時代)』(平成23年3月刊行)

『愛媛県出土木製品(古代・中世)』(平成24年3月刊行)

タイトルのとおり、愛媛県教育委員会ならびに市町教育委員会所蔵の愛媛県内出土の木製品を目録化し、実測図を集成したもの。弥生時代から中世までの出土木製品を俯瞰できる冊子です。

この冊子を活用すると、農具、工具、容器、祭祀具など、現在に伝わる暮らしの道具と比較することが可能となります。

それは民具を通して日本列島の歴史を探る試みでもあります。

その出発点としてのこの目録の存在。

重宝しています。



目録の入手方法はこちら。

http://www.i-rekihaku.jp/friend/sale.html