愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

【講演】生老病死の民俗ー現代の葬儀と墓を考えるー

2014年09月08日 | 日々雑記


9月4日は、松山市のひめぎんホールで、愛媛県老人クラブ連合会の年一度の大会講演がありました。

この会で講演をするのは平成17年以来、2回目です。来場者が1000人という大規模な大会。愛媛県内の各地域の老人クラブの関係者が集う場であり、前回、愛媛の民俗に伝わる知恵についてお話させていただいたあと、民俗調査に各地域にうかがう場合に老人クラブの関係者にお願いすると、快くお世話していただいたりしたこともありました。また、前回の講演のあと、市町村レベルでの老人クラブ連合会の会合に呼んでいただき、各地域の民俗についてお話しする機会を多くいただきました。その縁で、地域の民俗調査が進んだこともありました。今回、県老人クラブ連合会事務局から再び講師依頼が来たときには、「これは受けねばならぬ」と即、思ったものです。




そして、今回は「生老病死の民俗―現代の葬儀と墓を考える―」という演題で話をしました。

「死」をテーマの一つとしているので、会場の雰囲気が暗くならないように、明るく楽しく、60分、生と死(お産、育児、葬送、墓、先祖祭祀など)の地域文化を紹介しました。

さっそく、講演ののちに、聴講された方から感想と、某公民館での講演依頼のお電話をいただきました。ありがたいことです。