南勢ユニオンのブログ

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三重県、伊勢市の環境基本計画改定パブコメに意見を出そう

2022-12-06 20:58:21 | 日記
 
産業革命前より気温上昇を1.5度未満に抑えることをめざすパリ協定を実行することは、人類の生存条件です。パリ協定実行のための三重県環境基本計画の改定パブコメは12月中旬、伊勢市は12月5日~1月10日に実施されます。
両自治体とも住民へのパブコメの周知には、熱心ではありません。温室効果ガスの削減目標もパリ協定の実行には極めて不十分です。
伊勢市ではパブコメ学習会を計画しました。

このままでは廃業続出か? 志摩市の宿泊業、飲食業アンケート 南勢労連

2022-11-06 21:09:38 | 日記

 このところ、伊勢神宮とその門前のおはらい町の賑わいが休日ニュースの定番のように報道されますが、隣接する観光地、志摩市の状況はどうだろうか。南勢労連は10月、市内の宿泊業、飲食業を営む人へのアンケートを行い62人から回答を得ました。

 営業の見通しについて「厳しい」が6割、全国旅行割について「期待しない」が5割を超えています。客足が戻りつつあるとはいえ先行きは不透明で、大半の小規模な宿泊業、飲食業は取り残され落ち込んだままです。

 「月のうち半分しか客が無い、年内で閉めるしかない」(スナック)、「今年で閉店するつもり」(寿司店)、「廃業を考えている」(喫茶店)「早く辞めたいが、年金だけでは固定資産税を払えない」―――このままでは廃業が続出しかねません。「困っていること」への回答数のトップは「物価高騰」ですが、「物価の高騰で仕入れ価格が高くなり、コロナ禍でお客が外食離れしているなか、メニューの値上げができず困っている」と立場が弱い飲食店は訴えています。

 南勢労連は苦境にあえぐ声に応え、政府や自治体に、地域社会を支えている事業者の営業と暮らしを守るよう要請しています。消費税の緊急減税、中小企業支援とセットの最低賃金大幅引き上げは、物価値下げの特効薬、国民の消費拡大による経済政策として諸外国でも広く実施されており、早急に行うべきとしゅちょうしています。また、志摩市の基幹産業である観光業、水産業の効果的な振興策を要望しています。

写真はアンケート結果のリーフの抜粋 閉店を告げる貼り紙(志摩市内、右は昨年の閉店か)


脱炭素、減プラスチック時代にそぐわないごみ処理施設の姿が鮮明に

2022-09-07 08:44:24 | 日記

 

新ごみ処理施設を考える会は伊勢広域環境組合議会に建て替えるごみ処理施設計画の見直しを求める請願書を8月22日提出しました。9月6日同議会本会議が開催され、請願書の審議が行われました。請願は賛成少数で不採択となりましたが、「考える会」が指摘した問題点について推進派議員は反論できないことがハッキリしました。

考える会は施設の温室効果ガスの排出量は、①組合の環境影響評価書は施設稼働時の令和9年度(2027年度)の予測値を示すに過ぎず、②電力を売ることによる削減効果も一時的に過ぎず、その後はどんどん増加すると指摘しました。そして、国が示す2030年、50年の削減目標はまったく達成できないと主張しました。
この主張について、推進派議員はまったく言及せず、反論しませんでした。

考える会は、本年4月施行のプラスチック資源循環促進法が定着するにしたがい、焼却プラ量が減少しごみ発電に多大に影響し、年2.5億円を予定する売電収入が危うくなると指摘しました。
この主張に対し、推進派議員は「他の地域でもごみ発電をやっている」と述べるだけで、まともな反論ができませんでした。

上記のように、計画しているごみ処理施設は、脱炭素、減プラスチックの時代にそぐわない施設であることが、今回の議会論戦で明白になりました。
このことを多くの住民に知らせていきましょう。

写真は伊勢広域環境組合議会の本会議で意見陳述する考える会役員、正面右の2人。(9月6日、伊勢市議会本会議場)