初心者歓迎！パソコン教室

南勢ユニオンでは、毎月２回パソコン教室を開いています。１１月２８日も開催され、１４人が参加しました（うち、生徒８人）。前回パソコンに初めて触ったという方、年賀状代わりの喪中はがきを作りたいという方、メールを練習する方、文字入力に挑戦する方など、初心者が大部分でした。志摩市から参加された方も３人いました。
１２月は、１２日（月）２６日（月）の夜７時から。場所は伊勢市一之木４丁目１２－１６、よろず会館です（勢京ビジネス専門学校の前）。参加費は１回２５０円。どなたでも参加できます。ノートパソコンがある人はご持参ください。ない方は備え付けのパソコンが使えます。申込、問合わせは、携帯０９０－５４５２－１４３４（奧野）まで。

１１月２８日開催のパソコン教室

社会保険・雇用保険の未加入は損害賠償請求できる

在職中に社会保険（厚生年金保険、健康保険）や雇用保険に加入する資格があるにも関わらず未加入だったので損害賠償を要求していたＡさんと南勢ユニオンは、県労働委員会の仲介により、Ｊ社と「和解」しました。Ｊ社が、過去２年間にさかのぼり納めることができる厚生年金保険料、社会保険料のＡさん負担分を年金事務所に納入する一方でＡさんとユニオンは、社会保険と雇用保険の未加入による損害の賠償を放棄する、また、労働委員会への申し立てを取り下げるというのが、「和解」の内容です。
この結果は、社会保険や雇用保険の未加入による損害の賠償を要求していた事件について、使用者が金銭解決をしなければならなかったことは、損害賠償要求に根拠あることを示すものです。

厚生年金保険、健康保険を所管する伊勢年金事務所

各政党に要請――派遣法骨抜きやめよ

製造業派遣と登録型派遣の「原則禁止」事項を削除するなど、民主党が自民、公明両党と労働者派遣法改定案について合意したことに対して、南勢ユニオンは民主、自民、公明、共産、社民、国民新党の各党に合意の撤回を求める要請を１１月１７日ファックスで送りました。
もともと、派遣法の改定が必要だったのは、不安定雇用、派遣先と派遣元による脱法行為の横行など、働く者を「モノ」のように扱う事態が進み、格差と貧困がもたらされたからです。これまで出されていた改定案も不十分な案でしたが、今回合意された内容は、既改定案をさらに骨抜きにする大改悪です。派遣労働者を保護するとしていた民主党の公約にも反しています。

玉城町の工場ーーリーマンショック後、派遣切りが行われました

「原発からの撤退を求める署名」活動に参加

伊勢地域の団体・個人で構成する伊勢地区革新懇話会は、毎月９日、憲法９条を守るために「九の日」宣伝にとりくんでいます。１１月９日は、先月に引き続き、宇治山田駅前で「原発からの撤退を求める署名」活動にとりくみました。署名した人からは「政府の言うことはどこまで本当か信用できん、安心できるようにしてほしい」「原発は危険や。原発で働いていた親戚から聞いている」などの声が寄せられました。福井県県から転居してきた人は署名せず「知人が原発で働いている。原発なくなったら困るやろ」と言っていました。

宇治山田駅前での署名活動

保険未加入の従業員騙しを証言

津市民プールの管理運営を委託されている㈱ジャパンスポーツ運営が南勢ユニオンからの団体交渉に応じないことが不当労働行為かどうか、三重県労働委員会で争われています。１１月９日、元従業員のＡさんの証人尋問が行われました。「パート従業員」として働いていたＡさんは、厚生年金保険、健康保険、雇用保険に加入できる勤務時間であったにもかかわらず、会社は加入させなかったこと、ジ社は保険に加入させることを免れるために、本当の理由を示さず、一方的に勤務時間を削減し、賃金額を大幅にダウンさせたことなどを証言しました。
労働委員会の審理は、今回で終了し、来年３月末までに決定が下されることになりましたが、委員側から仲裁案が示され、１１月２１日に仲裁案にたいする労使の態度を表明することになりました。

労働委員会の審理が行われた三重県栄町庁舎（津市）