南勢ユニオンのブログ

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たたかって未払賃金の立替に道開くーーDIO従業員

2014-10-31 23:15:00 | リポート

10月31日、全労連(全国労働組合総連合)の根本副議長よりDIOジャパンの動向について連絡がありました。厚労省から小池晃参議院議員への連絡によれば、DIOジャパンの本社が倒産手続きをしたとのこと。これで、同社の志摩コンシェルジュセンターの元従業員の未払賃金の立替払の道がひらけました。

(株)DIOジャパンは東北を中心に全国でコールセンター設立による雇用継続に役立てると称して、政府資金による臨時雇用対策事業を展開しましたが、センターは相次いで破綻、賃金の未払い、雇い止めを引き起こしてきました。志摩市のコールセンターも7月に全員雇い止め、賃金は5月分から未払いになっていました。従業員は南勢ユニオン(地域労組)に加入、未払賃金の確保を求めてきました。今回その解決に道が開けたのです。

立替払が実現しても政府が未払い額の8割を立替え、2割は未払いとして残ります。宮城県のコールセンター元従業員は、すでに立替払を受けていますが、残りの2割分の支払い、立替払を要求し労組を結成してたたかっています。
さらに「継続雇用」を謳って、国費を使いズサンな事業を展開し労働者を振り回し、苦しめたDIO社、志摩市、厚労省の責任を明確にする課題も残っています。

28日、DIOジャパン問題で小池議員が国会質問

2014-10-27 16:49:00 | リポート

明28日の参議院厚生労働委員会で午後3時ごろ、小池晃議員がDIOジャパン問題で質問するとの連絡がありました。

一般のTV放送はありませんが、「参議院インターネット審議中継」の厚生労働委員会のページで視聴することが出来ます。
その時間に見れなくても、会議後はいつでも見ることが出来ます。
《インターネットで検索》
参議院インターネット中継→厚生労働委員会→10月28日

共産党の小池参議院議員には、DIOジャパン問題に関わる10月2日の全労連の厚生労働省交渉でも大門実紀史議員とともに立ち会って貰いました。
(株)DIOジャパンは東北地方を中心にコールセンター設立により雇用を図ると称して自治体による総額43億円の緊急雇用対策事業を展開しましたが、コールセンターは相次いで倒産し、雇い止め、賃金の未払いを引き起こしています。三重県の志摩市でも緊急雇用対策事業を行いましたがコールセンターは閉鎖、雇い止め、賃金の未払いで元従業員は苦しんでいます。南勢ユニオは元従業員とともに問題解決に取り組んでいます。


6年頑張っている労働相談ポスター

2014-10-16 17:39:00 | リポート
8月、明和町の母親と息子が労働相談にやって来ました。息子さんは運送会社でドライバーとして働いていましたが長時間労働と低賃金に見切りをつけ、少し賃金の高い会社に就職してがんばってきたものの「お前にやってもらう仕事はない」と嫌がらせ、パワハラの毎日だとの事でした。ユニオンに加入してもらい会社と交渉の結果、退職一時金を支給させて退社、現在はアルバイトをしています。
相談に訪れた際、「どんなルートで南勢ユニオンを知ったのですか」と尋ねたら、お母さんが、畑の中に立っている労働相談のポスターをみて、知ったとの話でした。
そのポスターは、2007年に南勢ユニオンを結成した翌年、リーマンショックで三重県下でも派遣労働者など8000人が失業した嵐の中で「労働相談」のポスターを作成、各地に張り出したうちの1枚でした。
明和町では、元町会議員の脇田さんに紹介してもらって張り出しました。6年間、畑の中でがんばってきたのです。



たたかう建交労大会に出席

2014-10-12 20:14:00 | リポート
10月12日、建設、交通関係の労働者で組織する建交労三重県本部の第16回定期大会に私(奥野)は全労連共済の利用を訴えるため出席しました。三重県では北勢地方の5職場を中心に組織されていますが、それぞれの分会、支部で会社に年末一時金や賃上げ夏季一時金の要求書を出して交渉、回答を引き出しています。建設、交通関係で、このように年末、春闘をたかたう労組は三重県南部地域では極めて少なく、さすが労働者が多い北勢だと感心しました。
組合員の高齢化が進み、また活動家に対する嫌がらせ配転など困難も少なくないようですが、組織建設委員をつくり、要求アンケートで労働者と結びついて組織建設を推進する方針で頑張る方向が語られました。
この組合でもある支部からは、時間外不払い賃金を支払わせる活動が報告されました。また、組合事務所がある鈴鹿市を拠点に鈴亀労連と共同して労働相談活動を展開するので、その面での前進が期待されます。
同労組の三重県組織では全労連共済の利用が未開拓のようで、自動車共済の見積もりキャンペーンの呼びかけに、ほとんどの出席者が応えてくれました。


 立って話しているのは赤羽建交労中央執行委員長(10月12日、亀山市)

近鉄タクシー三重労組の大会に出席

2014-10-11 20:53:00 | リポート
10月11日近鉄タクシー三重労組の第2回大会に、私(奥野)はみえ労連共済自動車共済部長として出席しました。同労組は現在、主に鈴鹿と松阪で組合員を組織しています。
同労組の磯部委員長は、みえタクシー労組連絡会の会長を務めていますが、連絡会は障害者手帳を提示するだけでタクシー料金の1割引きを実現させ、タクシーが市民の足として役立つて活動に取り組んでいます。それまでは、障害者割引があっても、手帳の番号などを運転手に記録させて利用しにくくなっていたのを改善させて喜ばれています。
今回の大会では、時間外賃金が正当に支払われていない問題、勤務時間のあり方、小型車が中華型車に比べ乗務員収入が少ないので格差を是正する問題、会社の決算を開示してほしいなど活発で熱心な討議が行われました。
奥野の挨拶では、同労組が加入している全労連共済の慶弔共済利用の上に立って、自動車共済と火災共済の利用を訴えまたところ、さっそく3人の方から見積もり希望がありました。


 近鉄タクシー労組第2回定期大会 (10月11日、鈴鹿市内)