新ごみ処理施設を考える会は伊勢広域環境組合議会に建て替えるごみ処理施設計画の見直しを求める請願書を8月22日提出しました。9月6日同議会本会議が開催され、請願書の審議が行われました。請願は賛成少数で不採択となりましたが、「考える会」が指摘した問題点について推進派議員は反論できないことがハッキリしました。
考える会は施設の温室効果ガスの排出量は、①組合の環境影響評価書は施設稼働時の令和9年度(2027年度)の予測値を示すに過ぎず、②電力を売ることによる削減効果も一時的に過ぎず、その後はどんどん増加すると指摘しました。そして、国が示す2030年、50年の削減目標はまったく達成できないと主張しました。
この主張について、推進派議員はまったく言及せず、反論しませんでした。
考える会は、本年4月施行のプラスチック資源循環促進法が定着するにしたがい、焼却プラ量が減少しごみ発電に多大に影響し、年2.5億円を予定する売電収入が危うくなると指摘しました。
この主張に対し、推進派議員は「他の地域でもごみ発電をやっている」と述べるだけで、まともな反論ができませんでした。
上記のように、計画しているごみ処理施設は、脱炭素、減プラスチックの時代にそぐわない施設であることが、今回の議会論戦で明白になりました。
このことを多くの住民に知らせていきましょう。
写真は伊勢広域環境組合議会の本会議で意見陳述する考える会役員、正面右の2人。(9月6日、伊勢市議会本会議場)
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