南勢ユニオンのブログ

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過労死出てからでは遅い――労基署に申し入れ

2017-10-27 21:52:00 | リポート

製造業のA工場では、月100時間を超える時間外労働が常態化していたため今年初め南勢ユニオンは所轄の労貴署に改善するように申し入れました。
その結果、一時的には時間外労働が減少したものの最近、新製品の生産開始に伴い、再び異常な長時間労働が常態化するようになっています。このままでは、従業員は健康を損ね、過労死が出かねません。過酷な労働に耐えかねた離職者も跡を絶ちません。
24時間操業で稼働する同工場の主力生産ラインは昼夜2交替制で支えられており、各直が3時間の時間外労働を行う体制になっています。そのことから従業員には時間外労働が強制されざるを得ません。
長時間の時間外労働を維持するため、同工場の36協定は、従来限度が75時間であったものが今年100時間に増やされています。
南勢ユニオンは下記の点を踏まえ事態が改善されるよう労基署に申し入れました。労基署は改善のための調査を約束しました。

《労基署への申し入れ事項》
1.36協定が時間外労働を強制することのないように指導すること。時間外労働を行うことは労働者の自由であることを労使双方に啓発すること。
2.長時間労働を生み出す必然性が、24時間操業を昼夜2交代制で支える生産体制にあることを認識して、従業員の健康を守るために同工場の時間外労働を厳重に監視すること。

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連日夜勤で体がもたないと労基署に申告

2017-10-24 10:55:00 | リポート

生鮮食料品を扱うA仲卸会社で働くBさんらは、時間外賃金もまともに払われていないと南勢ユニオンに相談に来ました。Bさんは夜勤専門、午後8時から翌朝5時までの勤務ですが、休憩もなく、賃金の夜間割り増しもありませんでした。連日の過酷な夜勤の連続で疲労が溜まって耐えがたい状況です。

南勢ユニオンとともに労基署を訪問、時間外賃金の是正などを申告しました。その結果、労使署は会社に時間外賃金を正当に支払うこと、休憩をとれるように指導することになりました。

南勢ユニオンは労働条件と職場環境の改善を要求して、近く仲卸会社に団体交渉を申し入れる予定です。

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