三重労働局は８月５日、三重県の最低賃金を３円アップして時給７１７円とすると公示しました（１０月より実施）。一昨年春、政府、労働側、使用者側の三者が「早期に８００円、経済成長を前提に１０００円をめざす」と合意していたにもかかわらず、このような低額アップにとどまったことは認められないと、南勢ユニオンは三重労働局長に異議を申立てました。
最低賃金法では、「労働者の生計費を考慮するにあたっては……生活保護にかかわる施策との整合性に配慮する」と謳われています。しかし、労働者の生計費の計算に当たって厚労省は、勤労経費を全く考慮せず、また、三重県では不可欠な自動車通勤費用も考慮していません。また、家賃も低く設定しています。労働者の生活実態に即して計算すれば、三重県では最賃の時給は、１３００円～１４００円、税込月収２１～２２万円が妥当と言われており、さしあたり、時給１０００円に引き上げるべきです。
三重労働局がある津第２地方合同庁舎（津市島崎町）
最低賃金法では、「労働者の生計費を考慮するにあたっては……生活保護にかかわる施策との整合性に配慮する」と謳われています。しかし、労働者の生計費の計算に当たって厚労省は、勤労経費を全く考慮せず、また、三重県では不可欠な自動車通勤費用も考慮していません。また、家賃も低く設定しています。労働者の生活実態に即して計算すれば、三重県では最賃の時給は、１３００円～１４００円、税込月収２１～２２万円が妥当と言われており、さしあたり、時給１０００円に引き上げるべきです。
三重労働局がある津第２地方合同庁舎（津市島崎町）
