▼△▽△▼△▽△▼△ 2018.12.4 ▼△▽△
Union Letter Vol.7
つらい時はつらいと言おう
発行 南勢ユニオン:松阪ユニオン
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こんにちは ユニオンもふもふです。
シャープ亀山工場の3次下請で今年に入ってから日系外国人労働者1000人が雇い止めになっています。派遣労働者で雇用の調整弁としての使い捨てです。
いま、国会で審議中の外国人労働者の雇用拡大法案も派遣雇用を認めることになっています。こんなことを許せるでしょうか。
南勢ユニオン、松阪ユニオンは一人でも加入できる労働組合です。この「Union Letter」は、組合や地域の話題を伝えていきます。皆様のご意見をお寄せください。
配信は無料です。配信停止の連絡先は末尾に記載します。
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第7号のメニューはこちら
★ 12月スタート 月例会
★ JR通勤通学者のこえ
★ 「手待ち」「仮眠」は休憩 ??
★ ユニオン短信 11月の出来事
★ 台風21号でテラス屋根が壊れた
★ 若手介護職員の思い
★ 郷土の人――土居光華
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12月スタート! 月例会
しゃべり場? 吐き出し?? カフェ?
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南勢ユニオンでは介護医療ネットと共同して、毎月、組合員や組合員でない方も参加する月例会を12月から始めることになりました。
月例会の名称は決まっていませんが、他県では「ワーカーズカフェ」とか「しゃべり場」「吐き出しミーティング」とか名づけているようです。
伊勢では第2土曜日午後6時より伊勢市民活動センターにて、松阪では第3土曜日午後6時30分より、毎月開催します。
12月は
伊勢は12月8日(土)午後6時より、伊勢市民活動センター2階第1会議室にて
松阪は12月15日(土)午後6時30分、松阪市民活動センター(カリヨンプラザ3階)です。
友達も誘ってご参加ください。「いま組合はこんな活動に取り組んでいます」の紹介の後、自由に交流しましょう。
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松阪駅、伊勢市駅の通勤、通学者の声
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国鉄労組内に事務局を置く「JRをよくする会」では毎年、「旅客アンケート」を行っています。この9月、伊勢市駅を利用する通勤、通学客にアンケート調査はがきを配布するとりくみに南勢ユニオンも参加しました。
「JRをよくする会みえ」は、三重県下では77人から回答があり、切実な声が寄せられているとアンケート結果をニュースで紹介しています。
参宮線の松阪以南では21通の返信がありました。
《アンケートに寄せられた声から》
「徳和駅のトイレが汚い」(松阪駅、徳和駅客)、「本数を増やしてほしい。近鉄からの乗り換えで1時間も待った」(徳和駅客)、「快速みえの車両をすべて4両にしてほしい。2両だと空席なくずっと立っていたため体調が悪くなった」(多気駅客)、「多気駅にエレベーターをつけて」(多気駅客)、「紀勢線と参宮線の接続(多気駅客)がよくない」「車両内のトイレの臭いを無くして」(伊勢市駅客)「リニア新幹線には反対」(松阪駅、伊勢市駅客)など。
「JRをよくする会」では、アンケート結果にもとづいて、12月4日、国土交通省東海運輸局に改善を要求して交渉するとしています。
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≪労働相談から≫
「手待ち」や「仮眠」は休憩 ??
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食品製造販売店で働くAさんの休憩時間をめぐって、店主とユニオンの間でやり取りがありました。
店主―-きちっと1時間の休憩時間は与えてないが、喫煙や食事(おにぎり)はしてもらっている。Aさんも了承している。
ユニオン―-Aさんが機械を動かしながら様子をみての喫煙、食事であり、完全に労働から解放された状態ではない。休憩とは、労働者が使用者の指揮監督から完全に解放されることを保障された時間だ。
手待ち時間は休憩ではないし、仮眠時間も休憩に当たらないことが多い。
Aさんは休憩時間も保障されず労働しているから、賃金を保障すべきだ。所定労働時間の8時間以外に1時間働いているから時間外労働となり25%増しの支払いを要求します。過去2年間分を払ってください。
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ユニオン短信 11月の出来事
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●南勢ユニオン第14回総会
11月11日、伊勢市労働福祉会館にて開催。「総会への報告と提案」「規約改正案」「会計報告」を全会一致で採択、確認。新役員を選出しました。午後は、共済学校で勉強しました。
第14回総会の特徴--病気休業を支えた医療共済や台風21号の住宅被害では風水害給付金で助けられた火災共済の普及、労働相談活動に加え最低賃金アップに取り組むこと、安心できる地域労組を目指す方針を確認しました。組合員みんなが参加できる月例会やSNSに取り組むことも。若い新役員、現役世代の役員がたくさん選出されました。
●パワハラ裁判を支援する集い
11月25日、伊勢市労働福祉会館にて開催。35人が参加。三重合同法律事務所の森一恵弁護士が講演。南伊勢町地域起こし協力隊パワハラ裁判、中部電力新入社員労災認定裁判への支援へのに勝利しようと交流しました。
●11月30日の全国いっせい労働相談
南勢ユニオンへの相談でホテル従業員4人がユニオンに加入。ホテル分会を結成して会社と団体交渉をすることになりました。
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入っていて助かった
年金者組合牟婁支部 S
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台風による暴風で庭の高さ180cmの格子状のフエンスが傾き、テラスの屋根板が4枚の内3枚が吹き飛ばされ、桟も2本折れて吹き飛んで居ました。
全労連共済・火災共済は家財に加入しておりますが、今回の被害は家財では有りませんので、何も連絡をしませんでした。
しかし、知人が担当者に私の被害を話して下さったそうで、担当者から連絡を戴き家財以外でも見舞金が出るとの事で、被害箇所の写真と工事見積書を送りました。
掛金が月150円、年1,800円、(保障額300万円)と、大変安いコ-スにまだ4年しか掛けておりませんので、期待しないで、「今迄掛けた分7,200円位貰えるかなあ」と思っていましたら、34,500円もの見舞金を戴き、驚きました。
被害を受け精神的に落ち込んでいましたが、とても嬉しかったです。
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自分から見た今日の介護の現場 S.M(介護医療ネット労組)
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私は以前、介護職員として働いていました。当初はじーちゃん、ばーちゃんと触れ合う程度だと軽く考えていましたが、実際は自分の想像と違い、とても大変でした。
ある時、同僚が「家で介護しきれないから、こうやって預けてくるんよね」と言いましたが、中には家族が「介護しきれない」からだけではなく、その人が「わがままで嫌い」という理由で捨てるように預けてくる家族もいたほどです。まったく面会にも来ませんでした。
施設にはいろんな性格のご入居様がいるため、その人に合わせた介護をしなければならないだけでなく、「お疲れ様」という言葉は禁止され、「ありがとうございます」と言わなければなりませんでした。ちょっと違和感がありましたが、その職場曰く「ご入居者様を介護して(お世話して)疲れたの?」と失礼になるためでした。
最終的には、どんどん同僚の退職者が相次ぎ、職場の雰囲気は荒くなっていき、私はうつ病になり介護職員として働けなくなりました。それだけでなく、後遺症として精神障害が残ってしまいました。
人手不足に陥っているため「自分ところは余裕ですよ」という施設はないと思います。介護施設によっては、殺人事件や虐待事故が起きます。「どうすればこのような問題が解決できるのか?」とても難しい課題だと思います。
私にとっては今できる介護の事を勉強したり、状況を知ることだと思います。介護が改悪されないためにも、いま介護医療ネット労組で頑張っていきたいと思います。
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社会正義を貫いた郷土の人
土居光華 S生
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土居光華(どい・こうか)は淡路島の出身で一時、明治政府に出仕後、野に下り英語力を駆使した啓蒙思想家、政治評論家として著述業に励んだ。次いで自由民権運動に身を投じ、関東や静岡県で活躍し、板垣退助をはじめ多くの人士と交わった。
一転して明治20年に飯高・飯野・多気三郡の郡長として松阪へ赴任、統治者としても手腕を発揮し、その後2回衆議院議員に当選したが、以後は松阪に定住しつつ、発言や行動を最晩年まで続けた。
私は土居光華の曾孫に当たる方から、所蔵書簡郡2百点余の解読調査を依頼され、郷土資料室の仕事として調査報告書を平成28年に刊行し、史料は寄託中である。
旧自由党の精神を骨抜きにして立憲政友会に再編した伊藤博文への激烈な書簡、政友会への入党を思い留まるよう尾崎行雄に諭した書簡、孫文の辛亥革命により成立した中華民国を直ちに承認するよう西園寺公望首相に送った書簡等は漢学の素養に裏打ちされた格調高い文章である。
私が彼を最も評価するのは社会正義への信念である。濃尾大地震で疲弊した小作農民を支援した事、日清・日露の戦役で傷病を負い困窮する元兵士や家族を救援する団体を組織しようとした事、解放令以後も一向に変わらない元被差別民達の現状を改善する同志会を結成しようとした事等は、その表れである。そして自らの利殖は何ら図らず清貧を貫いた。
私は師と仰ぎ、その生涯に学び、社会正義のために何ができるか尽力したいと思う。
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★発行 南勢ユニオン:松阪ユニオン
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