urauranus(ゆり)のあけてびっくりおもちゃ箱

「枡野浩一のかんたん短歌blog」にトラックバックで投稿するためのblogでしたが…??? 日々の記録……記憶。

裁判で勝った人のお話1(借地借家法で)

2023-03-17 21:29:47 | Weblog
今、70才を超えている人の話。Uさんとしておく。
いつ頃の事なのかは、はっきりしないんだけど。
賃借人は借地借家法で、強く強く守られている。
住む所がないと、人は生きていけないから?
突然、大家の、貸主の都合で、出ていけと言われても
賃借人も困ってしまうから。
Uさんが子どもの頃から、Uさんの家の敷地内に貸家があり、
Sさんが住んでいた。長く長く、ずっと住んでいた。
Sさんは、現場仕事をしている職人さんと言っていた気がするが、
定かではない。
気性が荒く、毎日帰宅するとお酒を飲んでいたらしい。
Uさんの父親は、とてもおとなしい人だそうで、Sさんは
声を荒げて物言いをしてくるので、何も言えなかったそう。
ウン十年たって、貸家も古く、もう出て行ってもらいたいと、
貸家を取り壊し、自分の車をそこにとめたいと、駐車場を
近くに借りていて、街中なので駐車場代を月2万何千円か
払っていて、Sさんからもらう賃料は、ウン十年据え置きの
1万円位と言っていたような気が。
出て行ってくれとUさんが何度も言いに行き、家では酒を
呑んでいて話にならず、ある日、喫茶店(だったかな?)に
呼び出し、出て行ってくれと頼むと、分かった、と1度は答えた
そうなのだが、そんな格安の家賃で借りられる家は見つからなかったのか、
誰かに相談して、出て行く必要はない、借地借家法に守られていると
入れ知恵されたのか、Uさんは裁判を起こし、そして結果、
Uさんは裁判に負けました。
賃貸人のUさんが、裁判に勝ったというというお話。
Sさんには、弁護士がついていました。
Uさんに、弁護士がついていたのかは、不明。
裁判で、Uさんが子どもの頃から長年住んでいたSさんに、何か温情がないのかとか
そんなことを聞かれたが、可愛いがってもらったとかいう記憶はまったくない、
1度もない、Sさんは安い家賃で毎日酒呑んで、玄関には高級(?)ゴルフバッグが置いてあり、
自分はゴルフなんてしたことがない、とか、お前、喫茶店で出て行くと言ったじゃないか、とか
裁判で言ったそう。
裁判が終わった後、相手の弁護士にこそっと、
「すぐに鍵を取り替えて下さい。戻ってきたらどうにもできません」と言われたそう。
裁判にかかった費用を考えると、そんなことせずに、さっさと出ていけば良かったのにと、
Uさんは、言っていました。

借地借家法では、まず裁判に勝てないのかね。どうなんだろうね。

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