茨城県へ行った流れで、古河市の「古河文学館」へ立ち寄ってみた。
古河市は初めての地。詩人の山本十四雄さんが住んでいるまちであることと、この文学館があるということだけで、他は何も知らない。場所はナビに導かれて行くので迷うことはなかった。
さて、行ってみると古河は歴史ある城下町で”文学のまち”でもあった。栞には万葉集に詠まれた歴史ある町と紹介されているほどである。
文学館には≪この町出身またはゆかりの人≫として、小説家の永井路子、詩人の粒来哲蔵、粕谷栄一、山本十四雄各氏のほか、童話作家などの出版物とパネルが展示されていた。私の知っている名前は上記4名だけであったが、田山花袋をはじめこの地を舞台にした小説を書いているという。
展示されているパネルを読んで行っても30分程度で一巡してしまう程の広さだが、他に図書コーナーがあり著書が並べられていたので、手にして読んでいると結構な時間を要することになるのかもしれない。
隣接する歴史博物館を訪れてから更に徒歩5,6分先、商店街の並びにある永井路子の生家、篆刻博物館、町なか美術館にも立ち寄ってみたが、どれも昔の建築物を活用した施設であり、なかなか雰囲気の良い歴史と文学のまちであった。
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