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昨日、角館(秋田)の新潮社記念文学館へ出掛けた。
ぶらり角館を散歩するつもりであったが、相方が「立原正秋展」のポスターを見つけて
そこへ行くという。立原についていつか話したことがあったのだったか・・・?
実は、24才頃から数年間、夢中になって読み漁った小説家の一人。
連休に入る前、新聞の催事欄で見つけていたが、この時期、角館は観光客で大変だろうからと
諦めていた。
直筆原稿や初版本、紬を着た立原の写真の展示など緊張感のある展示であった。
忘れていた当時の記憶が甦って、しばし時間に浸る。
能面や紬、和服、白磁を始めとした焼物への造詣が深く、切れのある文章と短めの表現が特徴の
作家であった。詩を書く上で、物の見方と文章の組立て、表現に多くを教わった。
やはり、本物はいい。
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