陽だまりの中のなか

前田勉・秋田や詩のことなど思いつくまま、感じたまま・・・。

年の瀬

2008-12-30 | 地域・社会
山形県庄内地方の某道の駅で見つけた丸餅。
小さな一口大の丸餅と共に並んでいた。
相方いわく「おっぱい餅」・・・。
秋田は切り餅なのだが、すぐ隣の庄内は丸餅。
正月用品ひとつをとっても違う。
そういえば、若松とともに大豆の殻つき枝を飾るらしい。
大豆殻は子孫繁栄、豊作を意味しているのだろうか。
少なくとも私の周りにその習慣は聞かない。

地域文化の違いはどこら辺が”境”なのか・・・。
旅行をしているとふと思うことの一つとして、
言葉・イントネーション・方言、
大きく言って文化の変化がどこら辺からどのように、なぜ
違っていったのかということがある。
大きな山とか川とか物理的、地理的な条件で
かつては交通困難なことがその要因のひとつであったろうし、
支配者による”領域”文化創生がもたらしたものでもあろうが、
そんなことを思い始めるとしばし楽しさが増す。
若いころ、日本人や日本語の”ルーツ”シリーズの本に
夢中になったことがあった。
(まぁ、たいていの著者の結論は曖昧だったが)

年の瀬、
普段は何も思うことなく生活しているのに
この時期になると急に先人の生活習慣に沿って
数日(休日)を過ごすから不思議なものだ。

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