東白鬚防災団地を別名ファイヤー・ウォールと呼ぶそうだ。
ここに立って眺めると、火災等の災害時、隣接する東白鬚公園に避難すれば、完璧にこの団地が防火壁になって守ってくれるだろう設計で建てられている事が実感を持ってわかります。
何棟も隙間なく繋がっていて、建物外壁のところどころに放水機が突き出ているなど、見たこともなく異質でオーバー過ぎるような建築物は壮観だ。
そこから少し歩いたところにある向島百花園では、ほのかに梅が開花していた。
この近辺では、どこからでも工事中のスカイツリーが眺められる。
歩行者専用の桜橋の上からも、三囲神社(俳人宝井其角の句「遊ふ田地や 田を見めぐりの 神ならば」と言う雨乞いの句で有名らしい※)参道からも、もちろん吾妻橋のたもとからも。
一息入れて、そこからさらに四六時中賑わう仲見世を通って、いきがかり上の縁で歌謡ショウを観に行ってきました。
そこではモウ完璧ローカルのマイナーショーそのまんまで、オヒネリ出るは、派手な花束出るは、歌手の名前を染め込んだハッピ姿のオバサン立ち回るやらで、何十年か前に社員旅行で行ったローカルの温泉町を思い出させてくれる一日でした。
※余談、宝井其角(芭蕉の弟子)が小笠原に島流しになった英一蝶(其角の弟子)に贈った句「初鰹 からしがあって 涙かな」に「初鰹 からしがなくて 涙かな」と返したらしいけど、境遇を超えてサラっとした交流に共感。