雨の晴れ間に美術館へ。
東京都美術館での「ポンピドゥー・センター傑作展」が開催されており、マルク・シャガール(ワイングラスを捧げる二人の肖像)、パブロ・ピカソ(ミューズ)、ヴァシリー・カンディンスキー(30)、アンリ・マティス(大きな赤い室内)、アルベルト・ジャコメッティ(ヴェネツィアの女Ⅴ)、ジャン・オリヴィエ・ユクリュー(墓地6番)などの作品を、1906-1977まで作者の発言付きで時代に沿った展示で、想像も湧いてきて楽しめました。(写真のマリー・ローランサンのパステルカラーで描かれたイル-ド-フランスが可愛らしく気に入りました)
となりの会場では「木々との対話・再生をめぐる5つの風景 展」が開催されており、土屋仁志の木彫り作品はどれもすごくて、特に鹿を彫った「森」と言う作品に引き寄せられました。
他にも船越桂の作品「森の奥の水のほとり」などスターウォーズのキャラクター似の作品群の展示もありました。
移動して、永青文庫での刀剣を主体にした「歌仙兼定登場 展」も見に行ってきました。
歌仙兼定は細川忠興の愛刀らしく、ほかには忠興所用の胴具足や国宝の刀で「金象嵌銘光忠」や宮本武蔵作とされる刀部品、細川幽斎筆の古今和歌集などが展示されていました。
中でも、「銘豊後国行平作の太刀」(国宝)はシャープで直線的な造形に、私的素人目にも素晴らしく、何度も見入ってしまいました。
永青文庫の近くには日本女子大学成瀬記念館があるので、ついでみたいに覗いてきました。
日本女子大学は、山岡浅子をモデルに今年の春まで放送されていたNHK朝ドラ「あさが来た」で成瀬仁蔵に共鳴して設立に助力するエピソードも放映されていた女子大学です。
その成瀬記念館に展示されていた卒業名簿に、現在放送中のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のサイン(大橋鎭子)がありました。
縁とつながりっておもしろいものです。