歌語りをするようになって、思わぬ手紙やハガキをいただく事があります。
ライブの感想や平和への想い・・・そして励ましの言葉。
本当にうれしい。
今日の葉書はちょっと違うのです。
とても感動しました。
「思いが伝わらなくて申し訳ありません」というハガキでした。
今年の2月の市川三郷町で出会った方からです。
あれから約7ヶ月。
どこかの会場で歌語りを聞いて下さり、市川でのライブの機会をつくって下さった方です。あの時は写真入りの新聞折り込みチラシまで作ってくださった!!
その人と打ち合わせの時にいろいろな話しをしました。
障害を持ったお孫さんがいらっしゃるとの事。
その子たちが安心して平和に暮らせる世の中を残さないといけないと熱くお話し下さいました。お孫さんをどんなに愛しているか、痛いほど伝わってきます。
その時、地元の学校での歌語りライブと障害のある子どもたちへのライブを企画するのでぜひ・・・と言って下さった。
「あたしでよければ喜んでうかがいます」と言ってお別れしたのを思いだしました。

あれから7ヶ月。
ごめんなさい、すっかり忘れていました。
あの日お話しがあった障害のある子どもたちへのライブは、後にいろいろな事情をうかがっていたのでずいぶん前にご縁はないものと思っていました。
この方は7ヶ月もの間、ずっと気にかけて下さっていました。
「想いが伝わらなくて残念です、申し訳ありません」
どんな想いでこの葉書を書いて下さったのかとても胸が痛くなります。
実現しない理由ももっともで、時期が悪いだけの事。
この葉書は人に対して「誠実」である事の大切さを思い出させて下さいました。
気づかないところで支えてくれている人達がいる・・・。
今後の歌語りのお守りになるような気さえしています。
YESよりNOを伝える方が心苦しいに決まっている。
心を感じるうれしい葉書でした。