山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

ひとつになる

2007-10-18 23:11:32 | ここで愛ましょう

今朝の東の空はまぶしかったよ。
笛吹市の小中合同音楽祭に、授業にうかがっている御坂東小と、御坂西小が参加しました。

        

御坂西小、4年111名!!
県下でも生徒数の多い学校です。
何年か前から声をかけていただき、いくつもの感動をあじあわせて頂きました。
この学年にはじめてあった時の感動は衝撃的でした。
9月のはじめ、音楽室にむかう途中にもれてくる歌声。
だんだん近づいてくる。。
ドアをあけた時、一瞬とまった鼓動がすごい勢いでドキドキしはじめたのを忘れません。
背中も歌っている♪
後ろ姿の合唱に感動した経験あります?
すでに合格!
まだ音もとれていません、音楽的な流れも今からです。
でも、後ろから笑顔も音楽の喜びも見えるのです。




人数が多ければおおいなりの悩みはあります。
ひとつになる難しさ。
222の真っ直ぐな瞳が、自発的にむけられる素晴らしさ!
言った事をすぐに子どもながらに試している姿は、私にいったいどれだけの力があってこの場にたっているのだろうか?とふり返ってしまいます。

一人を誉めるとみんなが拍手で喜ぶ!
お互いに育ちあう理想的な空気が存在しました。
この場かぎりの雰囲気ではありません。
こころがひとつになっている、いい歌声です。
練習だけで胸がいっぱいになります。
これまでの先生方のご指導に感謝です。




♪ともだち TOMODACHI
♪風のカーニバル

本番はもちろん、今までの最高の合唱でした。
声もきれいに伸びていて聞いていて気持ちがよい。
風のカーニバルにはコンガやボンゴ音でリズムを刻みます。
会場に異国の風が吹きます。
「ともだち」はありのままでOK!
今の君たちの元気を聞いてもらったらいい。
どちらの歌にも「風」が吹き抜けます。
ああ、いい風。。。

       

最後の練習日、子どもたちからメッセージをいただきました。
うれしい、うれしい言葉をたくさん頂きました。
子どもたちのうた声は私の夢のひびき。
こちらこそありがとう!

先生方ありがとうございました。
おかげさまでしあわせな時間をすごしました。
思い出すだけでドキドキします。

ここでもたくさんの「生きるちから」をもらい、あたしはまた歩きだすのです。
みんなが大好きだよ。
またね・・・。

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小さなこころ

2007-10-18 20:17:14 | ここで愛ましょう

今朝の東の空はまぶしかったよ。
笛吹市の小中合同音楽祭に、授業にうかがっている御坂東小と、御坂西小が参加しました。

        



御坂東小、4年22名!!
夏のはじめ、はじめて彼らに会いました。
私を見つめる興味津々な視線。
「こいつは何者だ・・・」
でもその笑顔には小さな学校ならではの純粋さがあふれていました。
ひと昔前の子どもたちのよう。
大人に媚びない。
わからんじん。

きっといい歌がつくれる!
わかりあえる!



そうは簡単にはいきませんでした!
人数の少ないクラスは音のとれる子も苦手な子もひとり一人に目も耳もいきます。
斉唱が一番むずかしい。
そして、わらべうたを知らない子たち。
歌の得意な子の声だけがバランス悪く、音楽室にひびきます。旋律を覚えるという作業をくり返すだけで子どもたちにも溜息が・・・。

大勢の前で歌うということが少ない彼らはそのステージの怖さや歌を聞いてもらう喜び、まだあまり経験がないようです。
だんだん、声を出す事をためらったり、表情が硬くなったり。
でも歌うことはスキ!それは伝わってくる。
限られた時間の中で人前で歌う喜びをどうしたら子どもたちに経験させてあげられるか・・・。
担任、音楽の先生、私と・・休み時間は無言になってしまう日も。


だけれど、声はいい!
音量もある。
純粋なこころもある。
気持ちがやさしい。

信じられる、出来る!



♪三つのわらべうた
 ずいずいずっころばし~通りゃんせ~あんたがたどこさ

♪スクールライフはエンジョイしなくちゃ

他校は100人以上で参加する学年もいます。
それをみて
「怖えぇ~~」
「どうしよう・・・」
めずらしいものをみるような目と気持ちが手にとるようにうかがえます。22の小さなこころの中では、いろいろなことが起こっているようです。

「大丈夫だから・・・」

本番の石和スコレーセンターでは、今までで最高の団結と合唱が出来ました。
誰の評価もいりません。


       

本番の朝、体育館で最後の練習をしました。
一番最初の写真の笑顔はその時の。
最後の歌声と突然のプレゼントに朝から、、、。


初めてあった日から「小さなこころ」の変化が歌を通して伝わってきました。
「小さなこころ」がいろいろな場面で揺れて感じて何かをつかんでいく、学校で歌う目的はそこにあり!と信じています。
私の音楽はそうでありたい、それを伝えるために子どもたちの前に立っている。
翌日、FAXで音楽会当日の講評と帰りのバスの中で子どもたちが歌いっぱなしだったと報告をいただき、次にむかう私の「小さなこころ?」もぷるぷるしたのでした。
いつも子どもたちに全身で向かい合っていらっしゃる先生方がいるから、こんなステキな気持ちをあじあわせていただけるのです。
ありがとうございました。
また「生きるちから」をもらいLOVE&PEACEは次の場所へ・・・
ありがとう!
あたしは君たちが大好きだよ!

来月の彼らの10歳のお祝い、1/2成人式に招待していただきました。

コメント (2)
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