15歳のある子が、信頼していた先生から「あなたの力なら行けても○○大学の下の方」といわれたそう。
ずいぶん前のはなしだったらしい。
つい数日前に聞いたわたしがショックだった。
地道に努力する子だった。
ずば抜けてはいないが、前をむいている素直な子。
子どもの三年後の未来を頭打ちするような言葉を無責任にも告げるものかな?
子どもの成長が数日、数ヶ月、どれだけ変わるものか、その方は知っているのか?
多感で自分に自信のない時期、彼女は、自分はそういうものなのだと言われたのだから、そういうものだと思ったそうだ。
傷つくのがいやだから、きっと笑顔で聞いていたんだろうね。
想像しただけで泣けてくる。
大人も同じだ。
冗談でも言われたくない事がある。
わたしも自分に自信などないのだ。
だからこのままで全力でいくしかない。
その一言・・・
いつまで笑っていられるかわからない。
だから冗談で応えるしかないのだ。
ひとりで、後から思い出した時なんか、泣き笑い。
人を比べる物差しなんて持たない方がいい。
冷めたように笑ってはなす彼女の中に自分をみた。