山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

卒業おめでとうございます〜そして海へ

2025-03-15 21:52:05 | 広島

           

 

           

 

           

 

ご卒業おめでとうございます。

明治以来、引き継がれてきた伝統の卒業式典は映画のシーンのようでした。

約2時間、所作、目の配り、呼吸までを全員で整えます。

キレのある美しい所作です。   

   

           

 

           

 

           

 

勲章の授与もありました。

 

           

 

卒業式典を終えて、この後、これまで過ごしてきた学校の時間から、海の上を知る訓練に進みます。

 

           

 

旅立ち、その前に、学校食堂で約1時間の午餐会と続きます。

卒業生、家族、関係者、参加した全員が自由に話ができる最後の時間です。

この後、卒業生は船に乗り国内、そして世界へ修行に出ます。

文字にしたら薄っぺらになってしまうなぁ.....

 

           

 

あらかじめ、席次が決まっています。

可愛らしい姉妹とお母様の間に席をいただきました。

しっかりした言葉と目の力

自衛官であり、ひとりの人として、年齢は若くも心から尊敬します。

お母様ともお話しができ、彼女の「個」を垣間見るひと時でした。

出来たばかりの名刺があるようなので、名祖交換をお願いしました。

初めての名刺交換、恥ずかしそうにくださいました。

可愛過ぎます。

 

           

 

お隣はP1のパイロット男子でした。

凛々しいお顔立ちと、見守るご家族のなんとも言えない空気に胸がいっぱいになります。

少し遠慮気味に胸につけた勲章、歯を食いしばった時間の証ですね。

ご家族との時間に割り込むのが悪くて、写真を撮るの遠慮してしまいました。

 

食事が終わり、海上へ向かう卒業生のお見送りです。

花冷えの冷たい小雨と江田島の風......氷風。

傘は邪魔になるのでみんな濡れたままで見送ります。

ご家族、下宿のおばちゃん......

「おめでとう」

「いってらっしゃい」

 

           

 

           

 

           

 

           

 

           

 

氷のように冷たい雨です。

見送る先生方も直立不動、言葉はなくとも、通じ合っているのを感じます。

 

           

 

           

 

I wish you pleasant voyage

 

           

 

毎年、いろいろな卒業シーンに参加させていただいています。

節目には大きなエネルギーの変わり目があります。

卒業する人も、見送る人にも。

 

ご卒業おめでとうございます。

 

今年は江田島幹部候補生学校にご縁をいただき、歌語りを体験してもらい、私はこうやってお見送りをしている。

体験あってこそ。

新しい感覚を知りました。

ありがとうございました。

 

シトシトとふる氷雨・・・もう、晴れ女返上します。

 

              

          2025年2月5日 外部講師講話 歌語り『万歳峠』

 

コメント
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