山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

若きイギリス人の墓

2013-04-28 16:41:00 | フランスライブ
マルグリット・デュラス

今回の渡仏のキーワードとなる、作家でもあり映画監督でもあるデュラス。
デュラスの書いた「エクリール」という本の中に「若きイギリス人パイロットの死」という章がある。

W・J・クリフ

世界戦末期、20歳で相手国の砲弾に消えた。
ノルマンディーの森の上空で。

彼のお墓がこのヴォーヴィルという村にある。
そこを案内していただいた。


      

      
        
      

    W・J・クリフの墓

      

フランスに来る前に、エクリールの翻訳本を読んだ。
難しい・・。
今回の仲間のパフォーマンスの朗読劇もフランス語だからわからない。
謎だれけだけれども、海を渡りフランスで、長沢政信さんと幸保さんとクリフが、時を経て、出会ったことには違いない。

同じ時代、同じ世代の若者が戦禍で命をなくした。
ここに立って感じることは、万歳峠がフランス人にも受け入られた理由。
史実を超えたメッセージがある。



      

もともと入っていたスケジュールと、それ以外の日も、成り行きで決まるスケジュールには連鎖があるように思う。
フランスでの二週間を丁寧に振り返り、コマ送りにしたら、たくさんのテーマが見えてくる。

帰国してから、もう一度本を読んで見た。
当たり前だけれど、本に書かれたその通りの景色がそこにはあった。


      
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