登山という訳ではありませんが、長野県白馬村にある猿倉荘まで行ってみました。猿倉荘がある場所は登山道の入り口になっていますが、ここまでは車で行くことが出来ます。量的には少ないですがまだ雪が残っていて、残雪に近付くとひんやりした空気を感じます。ウリハダカエデの花が咲いていたので、カエデ類の花と雪という面白い組み合わせを撮ることが出来ました。
(撮影日 2019/6/3)
登山という訳ではありませんが、長野県白馬村にある猿倉荘まで行ってみました。猿倉荘がある場所は登山道の入り口になっていますが、ここまでは車で行くことが出来ます。量的には少ないですがまだ雪が残っていて、残雪に近付くとひんやりした空気を感じます。ウリハダカエデの花が咲いていたので、カエデ類の花と雪という面白い組み合わせを撮ることが出来ました。
(撮影日 2019/6/3)
シソ科ラショウモンカズラ属のラショウモンカズラです。草丈は高くありませんが、花の大きさはシソ科の中でも大きい部類に入るかと思います。花の大きさの関係からか、植物全体の姿は堂々とした感じがします。種名の由来は、渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものだそうですが、蛇が大口を開けているようにも見えました。
(撮影日 2019/6/3)
小さな花を多く付けるアキグミです。あまり気にしていませんでしたが、咲き始めの花は白っぽく、時間が経つにつれて黄色っぽい色になるのですね。花色の変化を見たら、キンギンボクの花が思い浮かびました。
(撮影日 2019/6/3)
花が葉よりも上で咲き、花の仏炎苞が緑色で、舷部と呼ばれる蓋のような部分の長さが短いので、コウライテンナンショウかと思います。マムシグサの仲間はその形から、どうしてもリーゼントのように見えてしまいます(笑)
(撮影日 2019/6/3)
花柱の先端が丸く膨らみ、花径は横に長く花の形は偏平気味、草丈が30㎝くらいになるエゾノタチツボスミレです。植物体と比較して花の大きさは小さめです。
☟エゾノタチツボスミレとセミの抜け殻。
草丈が高く、直立しているのでこんなこともあるようです。
(撮影日 2019/5/30)
下部にある苞葉が、花柄よりも長くなるのがササバギンランの特徴だそうです。写真を見ると確かに長く、苞葉は一番上にあるササバギンランの花を越えています。
(撮影日 2019/5/30)
カントウマムシグサの紫色バージョン、ムラサキマムシグサでしょうか。こちらで見られるマムシグサの仲間は数種あるようなので、色や形の違いを見比べてみたいと思います。
(撮影日 2019/5/30)
ハムシダマシ科のアオハムシダマシでしょうか? メタリックな金緑色をしている綺麗な甲虫です。日本産のアオハムシダマシの仲間は14種に分類されるそうで、体色には個体差や地域変異があるそうです。同じ場所にまだいるか分かりませんが、また見に行ってみたいと思います。
(撮影日 2019/5/29)
花の姿形や開き方が、パッと広がる花火のような印象を受けるサワフタギです。本数の多い糸状のしべが花弁を覆いつくすようにあるので、遠くから見ると花周りが霞んだように見えて淡く感じます。
☟タニウツギの花と一緒に。
(撮影日 2019/5/29)
この時期はタニウツギの花をよく見かけるようになります。雌しべ先端にある丸い形が面白いですね。花色には個体差があり、比較的薄い花色のタニウツギもありました。タニウツギには白花品種もあるそうです。小さな昆虫たちが吸蜜に来ていて、それらを狙ってか徘徊性の蜘蛛たちも葉影に潜んでいました。
☟去年の朔果と今年のタニウツギの花を一緒に。
☟薄い花色のタニウツギ。
(撮影日 2019/5/29)
たぶんクマイチかと思います。葉は3裂していて幅広な形をしています。クマイチゴは、花径に対して花弁の大きさが若干小さめでしょうか。
(撮影日 2019/5/29)
成長すると、花柄が伸びたり茎に付いている葉の間が伸びて、間延びしたような姿形になっていきますが、写真のような若い状態だと、綺麗な円状でぎゅっと詰まったような姿形をしています。
(撮影日 2019/5/29)
ウツギ類の花も見られるようになりました。こうして蕾と開いた花を見比べてみると、パッと開いた5弁花が次々と咲いていくような印象を受けます。
☟ミツバウツギの花(左)とウリハダカエデの若い実(右)
(撮影日 2019/5/23)