3裂する下唇の基部が膨らんでオレンジ色になる様は、点灯したLEDライトや卵の黄身のようにも見えます。長く伸びるうさぎ耳のような上唇も面白いですね。上向きになる花の開口部と下に伸びる細長い距の形は、花が空に向かって伸び上がっているようです。
👇ヒメジョオンの花と隣り合っていました。
(撮影日 2021/7/6)
3裂する下唇の基部が膨らんでオレンジ色になる様は、点灯したLEDライトや卵の黄身のようにも見えます。長く伸びるうさぎ耳のような上唇も面白いですね。上向きになる花の開口部と下に伸びる細長い距の形は、花が空に向かって伸び上がっているようです。
👇ヒメジョオンの花と隣り合っていました。
(撮影日 2021/7/6)
ヒペリカム・アンドロサエマム(コボウズオトギリ)でしょうか。花の盛りは過ぎていて、大部分が実になっていました。どんぐりのような形をしている赤く色付いた実が綺麗ですね。放射状のしべが目立つ黄色い花と赤い実の組み合わせもなかなか趣があります。
(撮影日 2021/7/6)
シロテンハナムグリだと思います。メタリックな色合いや体表に刻まれた刻点、散りばめられた白い斑がカッコいいですね。シロテンハナムグリの体色には個体差があり、緑色から銅色、黒っぽいものまで変化に富むそうです。写真の個体の色は、ムラサキツヤハナムグリとミヤマオオハナムグリに似ていますが、頭部の凹み具合と体表の刻点からシロテンハナムグリと判断しました。
(撮影日 2021/7/6)
子房部分には先端が鉤状になるトゲが密生していて、後に出来る実はひっつき虫となります。花序の外側にある花は外向きの花弁が少し大くなり、花弁の形にバラツキが出るようです。花弁の中央には切れ込みが入り2裂します。羽状に裂ける葉は同じセリ科のシャクに似ています。
(撮影日 2021/7/6)
種名は分かりませんが、カワラタケの仲間でしょうか? 少し高い場所に生えていたのですが、朱鷺色のような肌色のような柔らかな色合いをしていたので、目に入ってきました。
(撮影日 2021/7/6)
左側の腹部が膨らんでいるのが♀、右側の腹部が細いのが♂になります。2枚目の♂の大きさを測ってみたところ、開帳は5㎝くらいだったので、♀の開帳は6㎝くらいでしょうか。後翅が前翅と重なるように収納されていて、止まっている姿がリボンのような形になる蛾です。
(撮影日 2021/7/6)
ヨウシュヤマゴボウの穂状になる花は、横に伸びるか垂れ下がって咲くものと思っていたのですが、大株になる前の咲き始めの花は、空に向かって直立する事があるようです(3枚目)。ヨウシュヤマゴボウは花弁の無い花になりますが、ピンク色に染まったがく片や花柄、緑色の子房、全体的に丸みがある形などを見ると、独特の花姿をしていると感じます。
(撮影日 2021/7/6)
翅色が黄色っぽいスジグロシロチョウがいました。スジグロシロチョウの黄色い個体はたまに見る事があります。美味しい蜜でも出ているのでしょうか、ヨウシュヤマゴボウで吸密する蝶の姿は少し興味深く感じます。
(撮影日 2021/7/6)
ひょうたん型の巣ごと移動する面白い幼虫です。移動時には、体を伸ばして次の起点となる箇所を脚でがっちりと掴み、その後に体を縮めて巣を移動させます。巣の表面はフェルト生地をひょうたん型に切って、縫い合わせような様相をしています。
(撮影日 2021/7/1)
クマノミズキの花が咲いたので、以前に撮ったミズキの花と並べてみました。クマノミズキの葉は対生、ミズキの葉は互生と葉の付き方で見分けるのが一番分かりやすいとは思いますが、花にも違いが出るようです。
👇クマノミズキ
クマノミズキの花の葯は大きめで、花糸は短めです。雌しべの付け根に見られる腺体部分も大きく感じます。蕾の先端は少し尖るようです。葉は対生し、先端が尖る長卵形になり、葉の縁が強く波打ちつようです。葉の主脈を中心にして、V字型に折れ曲がる傾向があるように感じられます。
👇ミズキ
ミズキの花の葯は小さめで、花糸は長めです。雌しべの付け根に見られる腺体部分は小さく感じます。蕾の先端は少し丸みを帯びるようです。葉は互生し、クマノミズキと比較して幅広の広卵形になり、葉の縁の波打ちは弱くなるようです。
なんの植物だろうと少し気になっていましたが、しばらくしてからもう一度同じ場所に行き葉を見てみたところ、どうやらヤマハギのようです。まだ葉が展開していない状態の葉柄は、枝にぴったりとくっつき直立します。葉の展開前でもヤマハギの3出複葉の形が見て取れますね。
(撮影日 2021/6/18)
花被片の先端付近と花被片中央にある脈が紫色がかるノビルの花です。長い花茎の先端に付くムカゴの間からぴょんぴょんと飛び出ている花姿は、見ていて面白く感じます。ノビルに顔を近づけると、ニラのようなニンニクのような匂いが香ってくることがままあります。
(撮影日 2021/6/29)
オオムラサキツユクサと比較してがくに毛が生えておらず、つるんとしているムラサキツユクサです。蕾からうかがえる花数もオオムラサキツユクサよりは少し多めになるでしょうか。写真の個体の花色は、若干ピンク色寄りの花色をしています。
(撮影日 2021/6/29)
ヒルガオの花も見られるようになり、時折、草陰などからピンク色の花を覗かせています。柔らかな花色は草陰の中あっても温かみが感じられます。ほこ形~矢尻形になる葉の基部は少し張り出しますが、張り出し方には個体差があるようです。
(撮影日 2021/6/29)
カラコギカエデの翼果が真っ赤に染まっていました。カラコギカエデの翼果は密に付くので、真っ赤に染まっていると紅葉のように見栄えがします。他のカエデ類やモミジ類の翼果と比較すると、翼の間が狭く片翼同士がくっつくような形になるカラコギカエデです。
(撮影日 2021/6/29)