今日、衝撃のニュースが飛び込んでこんできました。
波平さんの永井一郎さんが死去
これを聞いてワタクシは「こないだ『スペース☆ダンディ』にでてたじゃないですかぁ~!?」と叫んでしまいました。
先日の加藤精三さんに続いての大御所声優の訃報にワタクシもショックでしばらく唖然としておりました。ちょうど今日、加藤さんの記事を書こうとしていたところだったんですが、永井さんのことまで記事にしなくてはいけないのはダブルでツライですね・・・。
このお二人は当たり役がありますよね。加藤さんは『巨人の星』の星一徹。そして永井さんは『サザエさん』の磯野波平。
どちらも昭和の日本のお父さんを象徴する”カミナリおやじ”で、怖いけど実はすごく家族のことを愛している役どころでした。まぁ一徹は物語の後半ではちょっとおかしくなってしまうけど・・・。
一徹は厳しくて低い声の加藤さんの声がすごく合っていましたね。波平さんは厳しいけど小市民でお茶目。ひょうきんな演技もできる永井さんにぴったりのキャラクターでした。
お二人とも80歳を超えて仕事を続けておられていて、平均寿命より長生きなワケですが、ほんとに二人とも替えのきかない役者なんですよね。一徹や波平を引き継ぐ役者が全然思い浮かばないんだもの・・・。
お二人は日本のアニメの草創期から声優として参加されており、それぞれ多くの代表作を持っていらっしゃいましたが、ワタクシもありすぎて挙げはじめたらキリがないのですが、少しだけ挙げていきますと・・・・。
加藤さんでは『トランスフォーマー』の初代メガトロン様の「スクラップにしてやる~」ってのが悪役らしくてすごく好きでしたね。加藤さんのはまり役の一つが悪役のボス。メガトロンの他にもいろいろやっていますね~。『ガリアン』のマーダルとか。悪役のクセに渋くてカッコいいんだよなぁ~。
そして渋い声を活かしての知的な役どころも多く演じていらっしゃいました。その中でも好きなのが海外ドラマ『スタートレックDS9』のオドー。スポックやデータの流れを汲む知的な間キャラを好演されていました。
そして変り種の役どころとしては『東京ゴッドファーザーズ』のオカマバーのママ役。あの加藤さんが、あの声でオネェ言葉を話すんですよ!所見では「意外に芸に幅が広いんだなぁ」と思いました。これは必見です。
【追悼】 加藤精三 KATO Seizo ボイスサンプル
後半に一徹のセリフが出てきますね。やっぱり加藤さんしか一徹はできないんでしょうね。
*埋め込み禁止でした。youtubeでご覧ください。すみません・・・。
永井さんですが、まじめな役よりもひょうきんな役が印象的ですね。例えば『未来少年コナン』のダイス船長。当初はとにかく自分勝手なオッサンでしたが、物語が進んでいくとひょうきんながら心強い仲間になっていきました。最初はすごく嫌いなキャラなのに最後には大好きになってしまう。こんな役を演じられるなんて永井さんくらいなもんです。
それから永井さんは浦沢直樹作品のアニメには常連でしたね。『YAWARA!』の猪熊滋悟郎や『MASTERキートン』の平賀太平など原作のキャラクターを壊さず、さらに深めるような演技をされていましたね。
キャラクターでの演技の他にナレーションもよくやっておられました。ガンダムのナレーションも代表作の一つでしょう。最近では土曜日にやってるビートたけしの番組のナレーションもやっていてよく耳にしていて、先日もナレーションをしていたらしいのに・・・。
錯乱坊 立喰師を論ずる
『うる星やつら』のチェリーもはまり役でしたね。
お二人の突然の訃報には本当に胸が痛いですね・・・。
”厳しくて言葉少なですぐ怒鳴る、でも誰よりも家族思い”という”昭和のお父さん”の代表が星一徹であり、磯野波平だったと思うのですが、その二人を演じたお二人がいなくなるってことは単に名優が二人亡くなったというだけでなく”代表的な昭和のお父さん”が亡くなったってことと同じような気がいたします。
また”一つの昭和が終わった”んだなと思う今日この頃です。
加藤さん、永井さん、これまでワタクシ達を楽しませてくれてありがとうございました。ゆっくりお休みください。
心からご冥福をお祈りいたします。
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波平さんの永井一郎さんが死去
これを聞いてワタクシは「こないだ『スペース☆ダンディ』にでてたじゃないですかぁ~!?」と叫んでしまいました。
先日の加藤精三さんに続いての大御所声優の訃報にワタクシもショックでしばらく唖然としておりました。ちょうど今日、加藤さんの記事を書こうとしていたところだったんですが、永井さんのことまで記事にしなくてはいけないのはダブルでツライですね・・・。
このお二人は当たり役がありますよね。加藤さんは『巨人の星』の星一徹。そして永井さんは『サザエさん』の磯野波平。
どちらも昭和の日本のお父さんを象徴する”カミナリおやじ”で、怖いけど実はすごく家族のことを愛している役どころでした。まぁ一徹は物語の後半ではちょっとおかしくなってしまうけど・・・。
一徹は厳しくて低い声の加藤さんの声がすごく合っていましたね。波平さんは厳しいけど小市民でお茶目。ひょうきんな演技もできる永井さんにぴったりのキャラクターでした。
お二人とも80歳を超えて仕事を続けておられていて、平均寿命より長生きなワケですが、ほんとに二人とも替えのきかない役者なんですよね。一徹や波平を引き継ぐ役者が全然思い浮かばないんだもの・・・。
お二人は日本のアニメの草創期から声優として参加されており、それぞれ多くの代表作を持っていらっしゃいましたが、ワタクシもありすぎて挙げはじめたらキリがないのですが、少しだけ挙げていきますと・・・・。
加藤さんでは『トランスフォーマー』の初代メガトロン様の「スクラップにしてやる~」ってのが悪役らしくてすごく好きでしたね。加藤さんのはまり役の一つが悪役のボス。メガトロンの他にもいろいろやっていますね~。『ガリアン』のマーダルとか。悪役のクセに渋くてカッコいいんだよなぁ~。
そして渋い声を活かしての知的な役どころも多く演じていらっしゃいました。その中でも好きなのが海外ドラマ『スタートレックDS9』のオドー。スポックやデータの流れを汲む知的な間キャラを好演されていました。
そして変り種の役どころとしては『東京ゴッドファーザーズ』のオカマバーのママ役。あの加藤さんが、あの声でオネェ言葉を話すんですよ!所見では「意外に芸に幅が広いんだなぁ」と思いました。これは必見です。
【追悼】 加藤精三 KATO Seizo ボイスサンプル
後半に一徹のセリフが出てきますね。やっぱり加藤さんしか一徹はできないんでしょうね。
*埋め込み禁止でした。youtubeでご覧ください。すみません・・・。
永井さんですが、まじめな役よりもひょうきんな役が印象的ですね。例えば『未来少年コナン』のダイス船長。当初はとにかく自分勝手なオッサンでしたが、物語が進んでいくとひょうきんながら心強い仲間になっていきました。最初はすごく嫌いなキャラなのに最後には大好きになってしまう。こんな役を演じられるなんて永井さんくらいなもんです。
それから永井さんは浦沢直樹作品のアニメには常連でしたね。『YAWARA!』の猪熊滋悟郎や『MASTERキートン』の平賀太平など原作のキャラクターを壊さず、さらに深めるような演技をされていましたね。
キャラクターでの演技の他にナレーションもよくやっておられました。ガンダムのナレーションも代表作の一つでしょう。最近では土曜日にやってるビートたけしの番組のナレーションもやっていてよく耳にしていて、先日もナレーションをしていたらしいのに・・・。
錯乱坊 立喰師を論ずる
『うる星やつら』のチェリーもはまり役でしたね。
お二人の突然の訃報には本当に胸が痛いですね・・・。
”厳しくて言葉少なですぐ怒鳴る、でも誰よりも家族思い”という”昭和のお父さん”の代表が星一徹であり、磯野波平だったと思うのですが、その二人を演じたお二人がいなくなるってことは単に名優が二人亡くなったというだけでなく”代表的な昭和のお父さん”が亡くなったってことと同じような気がいたします。
また”一つの昭和が終わった”んだなと思う今日この頃です。
加藤さん、永井さん、これまでワタクシ達を楽しませてくれてありがとうございました。ゆっくりお休みください。
心からご冥福をお祈りいたします。
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