
作家一覧

身も蓋もない云い方をすれば、描かれる対象が 中心から ズレている。
サンドロ・ボッティチェッリが この女性の美しさを 世に広めたばかりに、彼女の命を 縮めたとでも、思い悩んだのでしょうか。まるでこの西風は、絵描き そのものなのでしょうか。
この絵は ブロンズィーノ により描かれました。『愛の寓意』として後世有名になった絵です。トスカーナ大公 コジモ1世が フランス国王 フランソワ1世に 贈呈したのが 此の絵と 言われています。この時代はイタリアは 統一されておらず、コジモ1世は 此の絵の中に盛り込まれた寓意で、権力者同士何かを語っていたのではないでしょうか。
エリートの語源はエーリュシオンにあり、神に愛される英雄で、己のことは顧みず、死を恐れない自己犠牲の持ち主のこと。
リリスは紅海沿岸でアスモダイやほかの多くの悪魔たちと関係を持ち、無数のリリンたちを生んだ。アダムは神に、リリスを取り戻すように願った。そこで3人の天使たちが彼女のもとへ遣わされた。
ペガサスとは、Wikipedia にてはペーガソスと謂うのだそうな。ペガサス(Pegasus)は英語読みで、こう呼び習わすは、これも戦後米軍統治のなごりか。電子百科ではこれを、ペーガソス(ギリシア語 : Πήγασος, ラテン語 : Pēgasus)と掲げておる。英語を排して、ギリシャ語を採るとは愉快なり。
よく目を凝らしてみると、赤茶のカーテンの構図に埋もれるように、男が描かれている。金色に眩い盆で金貨の雨を受けている。雲の中にはゼウスの貌も見える。説明書き付きのワッカリ易い表現ではある。
何でもありなのが、旧約聖書。
この世の破滅の、その後ならば
近親相姦なんてェのも、大いにけっこう。

好きな絵は《小路》と《デルフトの眺望》他にもたくさんあるが今回はこの二点に絞る。彼の作品はとてつもなく時間が費やされているそうだが、確かにそれは納得できる。細密な描写もさることながら、幾度となく塗り重ねられた筆の跡には、当時の時間も塗り込められているようだ。
「黄金時代」(Golden Age)とは西欧の絵画などに取り上げられるテーマで、ギリシャ神話の「理想郷」のこと。クロノスが神々を支配して、人間も神々と一緒に住んでいた。果物は何時でも豊かに実り、川にはミルクが流れていて、人々は働くことは無い。
左側の女性は比較的小振りな成人の肢体をしている。頭部が右の絵に比べて大きいが是がだいたい普通の比率であり、西洋絵画のカノンはギリシャ美術の理想に影響されていて、顔は小さく表見されている。
<未完成>
ドラクロア( Delacroix)のキオスの虐殺は、1821年のギリシャ蜂起に対する報復の様子を描いたものです。作家はフランスの国益=当時の仏国世論に強く影響されていました。つまり、オスマントルコ帝国を分割してギリシャを独立させ、フランスの影響下に組み入れてしまいたい。オスマントルコ帝国にしてみれば侵略の被害国です。
カトリック信仰の国々でもこの名前が多く付けられていることから、『娼婦』であったとの説は主流では無かったと、Wikipediaで述べられているが、芸術作品に取り上げられるときは、「娼婦扱いが主流」だと思われます。カノーヴァの大理石の作品もやはり、性的な不行跡を悔悛している風情の作品に仕上がっています。
私の本棚に上記の画集がある。過日、家人と神田の古本街をあるいていたらこれと同じのがあった。値段は、五万円。ちなみに購買時の定価は、15,000円である。鼻が高かった。アメリカの画家では彼が一番のお気に入り。控えめで押さえた色調だが、丹念に描き込んだ細密描写は、リアリズムの最高峰との評価が高い。