途中お腹のハリがみられ、一旦3分粥から禁食に戻ることもあったが
ほぼ順調に回復
その後CTの結果と血液検査の結果がいいということでステントを抜くことになる
もうすぐ病院に到着…という時に 「今日は来られますか?」とメール
何ごと~…と病室に入ると
「血がブワッ~と出たんだよブワ~ッっと 」
(パジャマの汚れではそれほどでも・・・)
でも傷口を3針縫う
午前中のステントの処置と、血液サラサラの薬の量を試していることが原因らしい
このことで夫、またもや頻尿になり一睡も出来ず
結果尿管を入れる
これでトイレ通いからは解放され、本人的には一安心のご様子
言っちゃあ何だが・・・ なんとも分かりやすいお体
回診に来た親分
出血し3針縫ったことを聞き
「オレの(やった手術のせい)じゃないよなぁ」
日々夫から主治医の 悪口 お人柄を聞かされていた看護師がそれを聞き
回診が終わった後
「〇〇さん(夫)の言っていたことが良~く分かりました」
「あの先生は切る専門の先生だから・・・」と言ったそうな
親分以外の担当医に血栓治療の説明をして欲しいと 要望
半年間は血液さらさらの薬を服用
確認したら、やはり血栓は前回の後遺症といえるようだ
親分は一切そんなことを言わなかったけどな・・・
いってみれば命と引き換えの置き土産か・・・仕方なし
「私はカルテしか見てないですけど、前回の事は本当にビックリしました。よくここまでお元気になりましたね」
変かもしれないが、ちょっと誇らしい気分になった
入院15日目 点滴も終わり尿管も外す
「体に何も付いていないのは9ヶ月ぶりだ」と感慨深げな夫
久しぶりのシャワー
看護師が「奥様も来て傷口の処置の仕方を一緒に見てくださ~い」
いつかはご対面しようとは思っていたけど・・・
しょうがない・・・見るか傷口・・・
ストマがあった場所(お臍の右横) に直径5センチ深さ2センチ程の 凹状の丸い穴
中に見えているのは小腸壁
手術は小腸を引っ張り出し、縫合したあと押し込むだけで、傷の縫合はしない
毎日のシャワーで清潔にし、あとは乾燥しないようにワセリンをたっぷり塗りガーゼを貼るだけ
その傷が日にちが過ぎると盛り上がってくるっていうんだから、人間の体の治癒力は本当にすごい
半年以上使っていない大腸と肛門
これから食事を取りながらゆっくりとリハビリ
仕事を思い出してもらわないとね
3食離乳食になったつっつんにゆっくり追いつけ追い越せ~
入院は18日間になったが、その分 病院側も細かく気を使い、ゆっくりと進めてくれた
もう1つの懸案事項の「筋膜のヘルニア手術」も
「手術中に見たらこのままでも大丈夫なんじゃないか~?」と親分
手術中に見たらって・・・
そう言えば、外来で傷も見ないし、夫に指一本触れてないんだもんね~
せっかく持ち直した体重、体力を また削がれるのか…術前、夫はそんな不安をよく口にしていた
退院した半年前
車椅子で家に帰った
階段を降りられるか心配だった
歩く時、杖をついていた
100m歩いたらグッタリだった
後姿はよぼよぼ爺さんだった
でも
16kg減った体重も半分戻し、
10000歩 歩く事を目標にし
3月からは週2回出勤 (10~15時)し、ゴルフに行けるまで体力を持ち直した
大丈夫
少しの間、消化の良い食事を取らなくちゃ
大丈夫
がんばって工夫します
前回の退院後は一日中夫婦2人で顔を見合わせ、話すことも無く
ストマの処置に四苦八苦
夫の口からで出る言葉は「排泄の事」ばかり(今でもこの傾向・・・)
夫の暗い表情に、 『鬱』 の不安
でも
長男家族は毎週来宅賑やかしてくれた
次男もさりげなく気を使ってくれた
そして、2月~3月は毎週の様に会社の方々が自宅にお見舞いに来られ
夫の辛い話や愚痴を親身に聞いてくださった
お陰さまで『社会』の話を聞き、夫の気持ちも
この半年はすべてに感謝する日々でした
こんな感じで夫の病は完結(希望)
書き残すべき事が無い幸せ・・・
退院間際の主治医の
「今回は何も無くよかったよ~」との お言葉に、面白さを感じ始めている私です
親分、ありがとなっ
皆様 ご心配頂き 本当にありがとうございました