残りの桜と新緑を楽しみながら・・・
3か月ぶりに母のところへ
数日おきに電話はしていたけど、母がどんな進化をしているか・・・不安
ちょっと縮んだ感は否めないけど、元気そう よかった
「この頃、一人で買い物に行こうとすると止められちゃうのよ」
「スーパーに連れて行って欲しいの」
「前科があるからね」
「そうなのよ~」
ここでいう前科とは・・・
母は、室内で数回転倒し(大したケガにはならなかった)
その後 外でも転倒、救急車のお世話になったことがあり
スタッフと私たちは「一人で外出するときは止める」ことにしたのだ
トイレに入ると・・・トイレットペーパーが無い
棚にはティッシュペーパー、そしてその横には紙状の束? なんだこれ?
「ちょっとお母さん、これはフローリング用シートだよぉ」
「あら、そうだったの~気が付かなかったわ」
「ここに来て、トイレットペーパー一度も買ったことが無いのよ」
「私が買ってきてましたっ」
さあスーパーに出発
の前に
3か月間の変化は明らか・・・
トイレットペーパー2パックと、買い物袋2つ
「waiwai一人でそんなに持つんじゃ・・・私が一つ持つわよ」
「いやいや大丈夫、歩くことに集中して!」
部屋に到着
預かっていた財布を返そうとすると・・・
無い!無い!小銭入れが無~い!
レジが終わった時に、すぐに財布と小銭入れをバッグに入れたはずなんだけど・・・
スーパーに電話するも「小銭入れの落し物はありません」との返事
中は1000円に満たない額・・・でも、それよりも小銭入れは父の形見なのだ
「申し訳ないねぇ」
「しょうがないわよ、大した額じゃないし、気にすることないわよ」
きっと母はこの騒動も忘れてしまい、「小銭入れが無くなった」
と探すことになった時の為に
「小銭入れを私が落としました」と姉に
ピッカリンコ
しょんぼりした気持ちで
「また来るね」
車に乗ろうとすると、運転席に小銭入れが
あ~ よかった!