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准教授・高槻彰良の推察 5〜6巻(第一章 全6巻) 漫画 ネタバレ感想

2024年05月26日 21時55分00秒 | 漫画と本とアニメとドラマとCD
准教授・高槻彰良の推察 5〜6巻(全6巻)
漫画、相尾灯自
原作、澤村御影
キャラクター原案、鈴木次郎
幼少期に不思議体験をした
特異体質の2人が出会い民俗学を調べながら
自分たちの身に何が起こったのか調べる
オカルトミステリー。

第一部完ですが、
漫画の方で第二部は決まってないっぽい。

人の嘘を聞き分ける耳を持つ大学生深町くんと
神隠しにあって背中に傷を持っているが
その時の記憶がない高槻先生。


このシリーズ、
高槻先生の元にくる情報の殆どが嘘で
人間の思惑が絡んだものであることを
高槻先生が見抜き深町くんが嘘がわかることで
仕掛けやそもそもの原因なんかがわかり
めでたしめでたしにもっていく
ヒューマンストーリーの面が強かったんですが
ここにきて、本当の不思議と直面しだします。


人魚だか八百比丘尼と思われる人に出会うが
逃げられる。


深町くんの従兄弟に会って
祖母と亡くなる前に話していたことによると
祖母は深町くんの症状に気づいていたこと、
それは隠さなければならないと気を配って
くれていたこと、
そして、深町くんが成人出来ないと
思っていたことなどがわかる。

高槻准教授は、
深町くんが死者の祭に紛れ込んだ村では
重鎮たちは何か知っていて、
子供が狙われる祭なのではと推測。

だから二十歳になってる深町くんは大丈夫だと
自分が守るからと村に向います。

村であった深町くんのことを覚えていた
お爺さんは、
会話で深町くんの耳の異変に気づき
今すぐに村から出るように怒鳴りつける。
(子供を叱る感じ)

深町くんは不安に思いますが、
お爺さんにとっては深町くんは
いつまでたっても子供扱いなんだろうとして
大人だから大丈夫と調査継続。

神社に行き戻る途中に
深町くんは死者の祭に引きづり込まれ
高槻准教授は助けようとして一緒に
引きづり込まれます。

何とか生者とバレないようにと思いますが
みつかってしまいます。

逃げる途中、
2人はそれぞれの過去を走馬灯で見ます。

なんとか踏みとどまった2人ですが
死者たちに捕まってしまいます。

紛れ込んだ生者には山神さまが
その時に所望した何かと交換に戻れるようで
深町くんは2度目であることから
残りの寿命の半分を寄越せと言われます。

高槻准教授は、寿命と一体あと何年なのか
例えば平均寿命として…とガチャガチャ計算を
並べ立てて何とか深町くんの分と合算で
自分の寿命を差し出す交渉をしようとします。

そこに前に出会った八百比丘尼が現れ
その合算システムは3人分でも有効だよねと
自分の寿命300年を渡すからと
2人を連れて戻ります。

八百比丘尼とは寿命が800年ではなく
永遠ということみたいなので、
300年渡そうが無意味だってことかな。


戻ることが出来た2人。

村のお爺さんに話してもらい 
死者の祭から戻れたものも
その時に取られたり渡されたりしたものを
気に病んで亡くなったり、
一度紛れてしまったものは
山神さまの印がついてしまい
また紛れてしまいやすく
そうなるともう戻ってこないということが
村では昔から定期的に起こる出来事だった
らしい。


深町くんは、
2度と近づかないようにしないとですね。

高槻准教授の方は、
走馬灯を体験したことにより
神隠しの時の記憶も全部ではないが
思い出したことを喜ぶが
もう1人の自分(精神)により封印され
村に向かってる途中まで記憶が戻る。

これからも何か思い出せそうになっても
封印されて忘れてしまうのかと絶望するが、
深町くんが、自分が覚えておきますからと
言います。

より強固なバディが生まれました。

第一章完。


山神さまの目的が
イマイチわかりませんでしたが、
そこら辺はなんだか
“神とは気まぐれで思いつきでやっちゃうもの”
という、元も子もない感じの決着で、
ふーんそうなんだ…という感じです。

深町くんの耳を治す方法ってはないという
結論になったのかな?

八百比丘尼のお姉さん、
高槻准教授と深町くんを気に入ってはいる
(だからといって会話する気はない)からと
助けに来てくれて優しいな。


また別の不思議な何かがみつかれば
深町くんの耳が戻るのは可能になるのかな?

第二章も漫画化して欲しいな。

小説だとちょっと読みにくいというか
小説の方が想像膨らみすぎてホラー度が
高い気がして読むの怖い。


とりあえず第一章完結まで読めて良かった。
ありがとうございます。






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