税金で買った本 3巻
原作、ずいの
漫画、系山冏
新刊です。
久しぶりに買った紙の本です♪
やっぱ紙は良い!
何度も繰り返し読めて、
この人の名前なんだったっけとか
探すのも簡単だし好きな時に読める!
紙万歳!
そんなことは置いといて、
すっかり落ち着いたなと思う3巻。
安定の面白さに移行しました。
ヤンキー石平くん、ヤンキーというか
コワモテで無邪気だけど真面目なバイト君に
なりました。
図書館での色々な問題もネタ探し難しいのか
同じ問題の角度違いなお話も。
最初の石平くんの問題、
図書館で借りた本を返してない場合、
返す又は同じ本を購入して返さないと
新たに借りることは出来ない件。
今回は小学生の時に借りた本を紛失したことを
勇気を出して言いにくる女性の話。
10年間、罪の意識で図書館に入らなかったのに
調べてもらっても全部返却されてて問題ないと
言われてしまう。
子供の頃の記憶なので、
夏休みの宿題に使った歴史の本だった気がする
けど、本のタイトルも覚えてない。
勘違いだったのかもしれないけど
やっぱりモヤモヤする。
ではなぜ返してない本のデータが消えたのか。
答えは簡単。
本人ではなく親が借りてたので
親が延滞してることになっていたでした。
この場合、
代理で弁償というカタチを取ることも出来る
ということです。
多分わざと描いてないんでしょうが裏を返せば
親が延滞しているので、親が借りれないだけで
彼女は借りることができる。
無視することも出来るということになるのかも。
私も小さい頃は近所の図書館で
母に借りてもらってた記憶があります。
そして、弁償パターンもう1本。
毎年なんらかの理由で本の弁償を促されてる
常習犯のおじいさん。
弁償してないのに、
まだ本を借りれるパターン。
それは弁償しませんとは言わないこと。
弁償の意思があって時間がかかってる
(弁償するための本を取り寄せ中など)
のだろうということで、
何度かの督促まではスルーできることを
利用して借りているということらしい。
おじいさん曰く、
『この日を過ぎると貸し出し停止します』
という手紙がくるまで大丈夫という確信犯。
まぁ結局は弁償するんですけどね。
結局弁償するなら、さっさと弁償した方が
気が楽じゃないんだろうかと
ノミの心臓な私は思うのですが、
こういう感覚の人もいるんだろうなぁとは思う。
このおじいさん、
本気でバックれたい訳ではなさそうで、
単に面倒くさがりなのと、
図書館員さん達とのやりとりを
楽しんでしまってるような気もします。
図書館員さんは強く言うことが難しいという
税金だからアルアルも含まれてるのかな。
他にも、図書館に職業体験の子が来る話や、
石平君の友達山田くんが
図書館でモテるための本を探したり、
図書館の本の複写のルールの話とか、
図書館に漫画があまり置かれてないのは何故か
というお話。
どんな漫画なら置いても良いのか問題は
次巻に続いてるのか、
とりあえず決着しているのかよくわからなかったです。
漫画が図書館にあまり置かれていないのは、
汚れたり壊れたりしやすい本の
条件が揃ってるので、
修理、買い替え、弁償ループで
物理的に所蔵するのが大変であるということ。
なるほど。
たしかにそうだろうな納得です。
今巻も面白く為になる1冊でした。