大奥 7〜8巻
漫画、よしながふみ
昨日、ドラマ大奥season1が最終回でしたね。
今秋にseason2。
この漫画で、
1、2を争う印象深い将軍の吉宗ですが
意外と巻数は少ないんだなと。
まぁ、1巻にも出てくるし
その後もポツポツでてくるので
1〜8巻が吉宗編と言えなくもないですが。
とにかく男前な女将軍吉宗ですが、
広い範囲での慈愛はあるけど
効率重視で身近な人達の心の機微に疎い。
その部分を補うのが、久通と杉下。
吉宗は政治に邁進していく将軍ですが、
漫画ではそんなに赤面に尽力してる
感じはないです。
そこまで手が回らない感じ。
そして吉宗編は親子の話でもある。
吉宗の娘3人は、
家重は実は賢いけど
体が思うように動かないことで
コンプレックスが強い、
宗武は美人で賢いけど
ちょっと狡賢いというか調子乗りな面も、
小夜姫(宗尹)は姉二人の影に隠れてる。
吉宗は家重が次期将軍で当たり前だと
思っていたけれど、
周りは宗武だと思ってる人が多く、
吉宗は気にしてなかったので放置してたら、
宗武はその気になってるし
家重は落ち込んでるしで大変な感じに。
それに気づいて吉宗に進言するのが杉下。
ドラマでは龍(田沼意次)になってましたね。
ドラマ、杉下を風間俊介さんが演ってるのに、
エピソードを
水野(中島裕翔)と龍(當間あみ)に
変更されてるのが多くて残念。
家重の側室を獄に入れた問題も
サラッとちょっとニュアンス変えてでしたね。
漫画では美男の側室が自分を想う訳がないと
家重のコンプレックスが炸裂してます。
そして杉下がその側室のために
手を尽くします。
最終的に吉宗が家重を怒って
側室は獄から出してもらえるけど
関係は冷えたままとなります。
そして杉下の死去。
ドラマではここはエピを足してましたね。
せっかくの風間俊介さんですもんね。
その後は、ドラマでは没実録紛失問題が解決。
やっぱり久通でしたね。
漫画では紛失はないですが、
2人で語る場面はあります。
吉宗は心の機微に疎く、
そういう方面ではヌケてる部分が
今までもあったので
久通の所業に気づかなかったのも
何か納得できる。
でも聡明だから気づいてしまうのも納得。
それで久通を叱責するのではなく労えるのが
吉宗らしい。
そして吉宗死去。
実は田沼意次に赤面のことを頼んでいた。
というところから
次の医療編が始まります。
そして赤面対策が本格的に始動します。
ドラマシーズン2、楽しみです。
8巻から分厚さが増して、
ちょっと持ちにくいですが、
お話もググンと分厚くなっていきます。