燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

羽化不全(2008産)-1

2010-07-15 21:35:00 | クワガタ
昨夜確認したノコギリクワガタ♂の蛹(e)のことが気になり、容器の中の様子を確認。あれえ、よくよく観てみれば、本来さかんに動くはずなのにピクリとも動かない。色も濃すぎるような気がするぞ。
恐る恐る個体を容器の外に出してみれば、蛹室の奥に脱皮の時に剥いだ干からびた皮の残骸が残ってる。羽化不全で☆になってたってわけか。…残念!

(e)

原因は、体の大きさに比べ蛹室が狭かったからと思われる。容器の大きさからして、本来なら、外から丸見えになるくらいの蛹室になるはずなのに、周囲のマットでまったく何も見えなかったもんなぁ。

こうなってみると、やはり外から蛹室が確認できてない個体(a)のことが気になる。
姿が見えてる周辺のマットを注意深く掘り起こしてみれば、おおっと、今まさに蛹化してさかんに動いてるところだった!にもかかわらず、やはり蛹室らしき空間はなし。
危ないところだったが、こちらは、ぎりぎりセーフ!
ケース内のマットを周囲に寄せて空間を確保。急場しのぎの人口蛹室に、そのまま蛹を残した。こちらも見事な大歯型。

(a)

♂が大歯型に育つには、2年を要するってことなのかも。

これで、2008年産でこれまでに羽化を確認できた個体(b)(h)(i)は3/9、死亡した個体(c)(d)(f)(e)は4/9。残る2個体(a)(g)をなんとか羽化にこぎ着ければ、最終的に生存率を半分以上に持って行けるんだが…。

コメント
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