燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

50年前の雪辱ならず

2010-11-03 18:12:00 | 我が母校
そして迎えた優勝決定戦。

今日は朝早くに目が覚め、いてもたってもいられず、10時には球場に到着。その時点で、当日券を買う列が第2球場に達していた!

慶早戦、特に双方に優勝がかかった時の慶早戦の神宮球場は、試合前から、グランドと観客席が一体となった、なんとも言えない緊張感が漂ってて、その雰囲気がまたいい。コース料理に例えたら、前菜といったところか。


メインの試合の方は、初回に竹内君が打ち込まれ、いきなり3点ビハインドの苦しいスタート。
その後も着実に点を追加され勝利が遠のく7点差。追加点を奪われる過程で、随所に主審の不可解な判定!?なんでストライクじゃないの?あれじゃ、ピッチャーが追い詰められて当然だ。
かたや打つ方は、あわやノーヒットノーランという窮状。8回裏1アウトから初ヒットが出た瞬間、3塁側スタンドは大拍手!そこから慶應義塾打線が目覚め、堰を切ったような連打で5点を奪い返す。3塁側スタンドは「若き血」の大合唱♪自分は涙目。
慶應義塾打線が8回に意地を見せるも、その回の攻撃の代打でピッチャーを使い果たし、9回のマウンドが野手では、万事休す!最終的には、5-10で大敗。

なんとも初回の3失点が痛かった。敗戦のポイントを敢えて1つに絞れば、初回ヒットで先頭バッターの出塁を許した後の内野の布陣と見る。いつもの早稲田なら当然バントの場面だが、今日対戦している早稲田は連敗してプレーオフに持ち込まれてしまった早稲田。なんとしても流れを変えたいと考えて当然の場面。何かしかけて来ることも想定しておかなくてはいけない場面だったはず。(その時点で、思わず「何かしかけて来るかも。」とボソッとつぶやいた私である。)そういう心理的な機微を、慶應義塾の守りは敏感に嗅ぎ取ることができず、極端なバントシフトが裏目に出て、見事にヒットエンドランを決められてしまった。
その場面に代表されるように、右狙いで挑戦者としての戦いに徹したのが、早稲田の勝因だろう。

半世紀ぶりの雪辱を果たすことはできなかったが、この大一番を実現したのは、まぎれもなく選手たち。選手諸君の大健闘に大拍手!




デザートは、いっしょに観戦したお仲間数人で、慶應義塾ゆかりの三田の「つるの屋」に移動し、残念会。
お店には、心を同じくする塾員が多数集結。「勝つぞ慶應」の大コール!


コメント (1)
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