言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

2011年3/12,福島1号炉が爆発した日:小出裕章氏が警告を発信したメール

2012-02-26 22:09:41 | 言いたいことは何だ
個人的に備忘録として残しておこう.2011年3月12日に小出裕章氏が,
日本全国に向け送ったメール.当時この小出先生のアドバイスをデマと
決めつけていた意見も 大手メディアで多かった.
 
以下,小出氏のメール全文引用
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皆様,福島原発は破局的事故に向かって進んでいます.
冷却機能を何とか回復して欲しいと願ってきましたが,
できないままここまで来てしまいました.
現状を見ると打てる手はもうないように見えます.
後は,炉心溶融が進行するはずと思います
それにしたがって放射能が環境に出てくると思います
その場合,放射能は風に乗って流れます.
西向きの風であれば,放射能は太平洋に流れますので,
日本としては幸いでしょう.
でも,風が北から吹けば東京が,南から吹けば仙台方面が汚染されます.
今後,気象条件の情報を注意深く収集し
風下に入らないようにすることがなによりも大切です
周辺のお住まいの方々は,避難できる覚悟を決め,情報を集めてください.
2011/3/12  小出 裕章

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小出先生のメールが流れた日
ツィッター上で,「危機感を煽る」「反原発のデマ野郎」とののしる人もいた.
 
2011年3/12 午後3時36分 福島第1の1号基で水素爆発.
テレビ各局は,御用学者を呼び,慌てる事もないような解説をしていた.
枝野官房長官は,
「爆発による大きな変化はない.
このたびの爆発は原子炉がある格納容器内のことではなく,
放射性物質が大量に漏れ出すものではない」と語っていた・・・・