ルート先生は
何がツボって、
なんてたって
あのネグセヘアーであります。
あんな妙ちくりんな魚釣りの針みたいなネグセをつけているのに、
んもう~、思わず「とぅあっ!」って空中ジャンプしながら
羽交い絞めにしたくなっちゃうくらい可愛いお人でありもうす~。
あちしはやっぱり短髪吉岡くんの方が可愛さ倍増、好み倍増ですだ~。
可愛ええよぉ~。
しかし一体どんな寝方をすれば
あんなネグセがついちゃうのだろう、ルート先生ってば。
鉛筆を髪の毛にクルクルといたずらに巻きながら、
難解な数学の問題をウム~~~~ンと解いている途中で、
ふにゃ~んとそのまま机に伏せって寝てしまったのだろうか?
で、朝おきてみたら強力ネグセの出来上がり、ひょわ~~っ、とか?
ありえるのかもしれない・・・なんかちびっと天然っぽいし。
しかし近代稀にみる「変てこハネハネヘアー」してて
許されてしまう人っていうのは、私の歴史の中では、
ルート先生とサリーちゃんのパパぐらいでありますよ。
でもなんだっていいのだよ~、
だってタックル級の可愛いさだからね、チミは。
(☝サリーパパでねぇです、ルートくんです)
ルート先生って、その容姿から動作まで
私の持つ「どっぷり理系な人」イメージそのままっす。
ネグセを除けば、な~んの小細工もされてない、いってみりゃ~
「母さんバリカン小学生カット」
みたいな髪型とか、体がその中で泳いじゃってるような
ブカブカジャケットとかが、自分の記憶の中にある
高校の時の理系教師像とピタリと合致しておりますだ。
特に冒頭シーンでの、
彼が教室へ入ってきて教壇に立つその姿。
こりがぁ~、私にとってはまさにズバリ数学の先生でやんした。
俯き顔でガラっと教室のドアを開けて閉め、
そして教室の中は一瞥もしない俯き視線で
スタラ~と教壇の方へと歩いて行ってそこに立つ
その飄々とした様が、なんか
「まんま数学のセンセイずらっ、かんどーっ」
って感じでありますだ。
数式を説明する時の間と間の取り方、
バランスよく盛り込まれるジェスチャー、
生徒への反応対応などから、
とっても教え方の上手な先生なんだな~、
って感じがやんわりと彼から溢れ出ていて、
観ていてほんとに楽しくなっちゃうのでありますが、
観ていてほんとに楽しくなっちゃう数学の先生というのも
私の人生初の存在でありますだ。
ブラボ~でございますね~、ヒデタカさま。
この作品での吉岡くんは、まさにツボツボブラボ~金太郎飴、
略してツラボ~くんでありやんした。(←略しすぎ・・・)
おおらかであると同時に謙虚でもあるその演技はもちろん、
ロケット打ち上げクラスの可愛いお姿も全て含めて
どこもかしこもツラボ~吉岡くんのお出ましでごぜぃやす。
「授業とは違うから(ぁ~)、ノートは取らなくていいからね(ッ~)」
みたいな、この( )内のびみょ~な(~)の空気の抜き方と、
「いいからね」の「ね」の部分のこれまた微妙な声のトーンの落とし方などがっ、
ヒデタカ吐息語尾技でツラボ~くんその1。
センセイ?っと呼ばれて、うんって無垢に頷く仕種で、
出たぜヒデタカ頷き技のツラボ~くんその2。
特にこのツラボ~くん2はウルトラ必殺技でありますだ。
あ~んな純粋にうんって頷かれて、
すっと顔を見つめられちゃったら、
あちしだったらその場で「あわわわわわわわっ」って、
陸に上げられたちょうちんアンコウみたいになっちゃって、
挙動不審で強制早退させられちゃうよ~。
他にも、「私はここ。独立自尊」っていいながら
プレートを頭の上に出しちゃう仕種とか、
「早いね。」って絶妙なタイミングで言いながら
サラッと動かす手の仕種とかぁ、
「そうそう、そのアイだよ、アイ」って言いながら
ほんとに楽しそうに生徒と一緒に笑う姿とかぁっ、
まわるまわるよ~、みたいに円プレートを
「ね?」って生徒に相槌打つようにチラリ見して
クルクル回してテレたように笑っちゃう姿とかぁっっ、
「ヒュ~」って流れ星が流れる仕種をしてみせちゃったりとかぁっっっ、
そしてなによりも、数式を説明しながら、時折、うん、うん、って
言葉の合間や終わりに、ふわっと微笑んで頷く仕種がぁああっっっつ・・・・
やられもうしたおいどんは・・・ツラボ~くん。
いちいち素敵すぎるんだよぉおおおおおっ!
なんなのですか、あの
「ふっきれちゃったような可愛さ」はっ?!
どっかの星からやってきたラブリ~親善大使みたいじゃんか~。
ツボすぎるのでありますだよ、もしやおツボネさまなのですか、チミ?
まったくぅ、罪なお人じゃねぃですかい、たまらんのぉ。
しかし私にとってのルート先生の魅力って、
もちろんその外見のプリティ~さによるところも
大きいけれども、決してそれだけじゃなくて、
その可愛い容貌プラス、彼の体全身から、
「永遠の夏休み」みたいな、清々しい開放感が
サワ~っと吹いてく風のように感じられるところにも
あるのでありまっす。
万年少年みたいな感じなのかもしれんですね~。
数式の中に入り込んだルート先生からは、
「しがらみ」とか「こだわり」のようなしこり感情から
放たれる塵のようなものは微塵も感じられないですだ。
ほんとに屈託がなく、楽しそうで、彼独自の速度をもって
数学の世界に熱中してるのが、彼の放つ風オーラから
とても心地よく感じられてくるわけで。
もしかしたら、そういう状態も、
ある種の「無」という状態であるのかな~、ふむ。
彼の無状態が観客の無状態をよんで、
数式の語る無状態の世界へとス~ッと惹き込んでくれているので
ありましょうか・・・なんだかよく分からなくなってきちゃった。
それからもう一つ、この吉岡ルートくんは、
これはコトー先生にも言えることだけれど、
「先生」っていう言葉についてきてしまいがちな、
「なんてたって先生だかんね、ボク」っていう、
カーテンの裏側になびいちゃってるような威圧感も驕りも
まったく感じられてこないあっぱれそよ風くんであるというところも
これまた観客の心を大開放してくれちゃう大きな魅力なのだと思われ。
ルート先生は、彼から、そして生徒から
互いに投げかけ合う質問を通して、きちんと
生徒たちとコミュニケーションを取り合っているのが、
彼の動作、表情から誠実に伝わってくるでありまする。
生徒に教えることによって、
自分自身も学んでいるという謙虚さが、
彼からやんわりと伝わってくるのでありますだ~。おぉ、トレビア~ン。
だから彼のいう台詞の一つ
「ぼくもね、わからないことばっかり」っていう言葉が
なんの厭味もなく真実味をもってスルリン、と
人の心に入ってくるのだと思うわけで。
やはりこの人は名優なわけで。
ルート先生が、生徒達と自分の間に流れている
初授業ゆえのぎこちなさを、自分もかつて教えてもらった
博士の愛した数式の美しさを生徒たちに伝えていく
そのプロセスの中で、なによりまず自分自身が
その世界を楽しんでしまうことによって、教室に流れる空気を
「心地よい夢中」に変えていく「そういう感じ」が、
すっご~くよくリズムをもって伝わってくるのですだ、
マジックみたいでねぃですかい、セニョ~ル。たまらんぞな。
しかしよくまぁ、あれだけの膨大な台詞を
暗記したものでござりますだ~。
落語みたいなストーリー性を持っている
長台詞ならまだわかるけど、
数字の並びやら年代やらカタカナ名前やらなんやかんやの数学用語だの、
私だったらそれを目にするだけでも
頭の中はサハラ砂漠みたいになっちゃうのに、
全暗記って・・・しかも名演技してる・・・スゴイ・・・尊敬ものだ。
「数学」なんて、その言葉を耳にしただけで、思わず
裸足で夕日に向かって逃げ出したくなってしまう題材なのに、(←自分のことだった・・)
それでも多くの人をその世界にうっとりと魅了させてしまう
吉岡ルート先生は・・・・・・・・・やはり只者ではないのだった。
ラストの海辺のシーンで、大人になったルートくんが
キャップを取って博士に深くお辞儀をする姿には、
いつ見ても涙が出てきちゃうのであります。
博士が投げ続けたボールをしっかりとキャッチしながら
立派な人に成長したんだねぇ~、ルートくん。
感動だよ~。
そしてその後に聴こえてくる、
ブレイクの詩を読む吉岡くんの声からは、
深い深い慈しみが、
ひっそりと感じられてくるのでありますだ。
泣けてくるでごわす・・・。
なんか、彼自身が、その美しい詩のような
存在でありますだよ、吉岡ルートくん。
コメントをいただいていたのに、
返信が遅れてしまって、申し訳ありませんでした。
私、ずっとブログコメントの設定ミスをしていたので、
コメントを拝見させてもらったのが、
今日でした・・・。
ほんとうにごめんなさい。
私もおとさん同様、吉岡ルートくんは、
演技も容姿も絶品だと思います♪
ああいった感じの役をもっと
拝見できたらな~って思うんですよね~。
しかし短髪吉岡くん、可愛すぎで、かっこよすぎますよね♪
おとさん、いつもお越しくださって、
ありがとうございます。
コメント返信の遅れ、ほんとうにすみませんでした・・・。
またお越しいただけたら、嬉しいです。
お優しいコメント
どうもありがとうございます。
そしていつもお越しくださって、とても嬉しく思っています。
ありがとうございます
吉岡くんの魅力って、ほんとに
奥深いですよね~。
人が人に感じる魅力って千差万別だから、
おとさん自身が、私はこう思うよ、
っていうことがありましたら、
いつでも気軽にコメントしてください
これからも、一緒に吉岡くんを応援していきましょうね~
コメント、ありがとうございました。
またいつでもお越しくださいませ