マッチョになろう。
宵闇に寄り沈む夜更けの街をリビングの窓から眺めつつ、
私はそう誓っていた。
なにもそれは昨日今日に決めた事ではない。
長く待ち続けた春、気候学的に言うところの、
“ヒデちゃんお待たせ春一番”を待つこと感覚的に四千二年。
中国四千年の歴史より長くってよ。
やっと、やっと、やっと、それやぁっとこさぁ~♪と思わず
セブンイレブンの自動ドアの間で阿波踊りのステップを踏みたくなってしまう
暴れん坊足を必死に抑えながら、春を待ち、待って、待って、じっと待って、
まぁ~つぅ~わぁあ~~~なんてあみんの曲を歌っちゃったりしながら時には
「ボス、長過ぎでんがなっ!」と太陽に吠えたりながら待ちに待ち続けた、
四千三年間(←さっきより1年増えている)。
ル・マン24時間耐久レースより過酷な忍耐度合いだったのであってよ、
感覚的に。
ですので三丁目の夕日がめでたく全国公開になった日には、
ぱんぱかぱ~ん、ぱか♪
「おまっとさんでしたぁ~!」
とキンキンナレーション付きのくす玉が頭上で割れたわけであり、
更にはぶっちゃけ、地団駄踏んでしこ踏んじゃうほどに待ちきれなかった
「はやぶさ」の公開日には、感無量の余り、全然関係がないのだけれど、
銀河鉄道999とキャプテンハーロックのオープニング主題歌を熱唱してしまった。独りで。
これを正に独唱というのでしょう。
ちなみにメーテルは一体どこのブランドのマスカラを使っていたのだろうか?
逆さまつげには悩まされていなかったのだろうか?
一度聞いてみたい。
なんてことなんてどうてもよくってよ、とにかく言いたい事は、こんな、こ~んな、
「秀隆まして新年だよ、全員しゅ~ご~!」
ばばんばばんばんばん♪
であるのに、
何故にあたくしは失意の薪割りを背中に背負ったままリビングの窓の前で、
仁王立ちをしているのか。
何故なのだ?
物事の発端には、必ず「原因」がありますですねぃ。
しかしそれは振り返ってから初めて認識、検証されるものであるので、
もしやそりは「こじつけ」なのではなかろう?
という感もありまするがまぁそれはどうでもいいとして、
え~っと何を書いていたのだったっけか、そうだ、そうそう、
「ヒデちゃん春竜巻♪春巻きじゃなくってよ、春巻きはやっぱり揚げより生よね」
というご時世なのに何故にあたすは夜更けの街並みを眺めつつ、
マッチョになろう、ふがっ

と決心したのか? しかもどら焼きを片手に、ゆえにジャンボサイズを。
拝啓恵子ちゃん
これには涙なくしては語れない経緯があるわけで。
それから、
君の名字が未だに思い出せないわけであり。
地球三周半してしまえるくらい首を長くして待っていた
吉岡君の新作映画なのに、
公開の数週間前からてんてこの舞いの忙しさに踊らされていた私。
PCを開く時間も侭ならず、先日、ものご~~~~つう久しぶりに
吉岡君のオフィシャルサイトに行けたと思ったら、
ドカベン?
いや目の錯覚であってよ、よく目を凝らして見たら、
土佐弁。
と新作情報がぁ~~~~~~~~~~~っ!!!
ということは早弁なのでしかぁっ?!
って違うずら。
「猫弁」と書いてあるでがんす。ということは、
し、新作ドラマぁああああ~~~しかもスペシャル~~~くぅらぁ~~~~、
なんてこったぃ、
おいどんは、
観れないでごわす。
デジタルのバカ野郎~~~~~~~~~~!
と東京湾の片隅に小石を投げつけてもアナログがデジタルに変わるわけではなく。
新作映画も未だに観れないまま、
新作ドラマ鑑賞にもきっとフラれつづけ、
くぅ・・・・くびぃ・・・・・・・・・・・・もう・・・・・・・
グレてやるぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
と夜中に自宅を飛び出して突っ走った大通りの先に、
東京タワーがどぉ~ん!
ちゃ、ちゃ~~~~さ~~~~~~~~~ん・・・・
ぐす

い、いかん。
急いでシェルターのコンビニに入り用を済ませて家路につき、
おいどんは泣かないずら、とリビングの窓の外にキィッ!
と向けた目線の先にNEC本社のビルがどぉ~~ん!
くぅ・・・
景観の邪魔であってよ。
いや、そんな勝手な要望は生ゴミと一緒に捨てれば済む問題なのだけれど、
でも、でも、よ・・・・、
吉岡く~~~~~~~ん・・・・・・・
パタ。
以前から薄々気付いてはいたけれど、
最近、
というか、
ここ数ヶ月以来、
どうも体調が優れない。
何というか、
きっとお医者さんに診てもらいに行き、
血圧を測ってもらったら、
「低吉岡です」
と診断されるに違いなく。でも・・・、
それじゃぁいけなくってよう!
ずっと、ずっと、ずぅ~っと、
ちっさなちっさな頃から、
そこに見続ける吉岡君の姿に、
心の栄養価を頼ってばかりの、
それが当たり前の私だったけれど、
でも吉岡君にいつも頼らなくても、
正常血圧でいられるようにならなくては、
そうでなくては、
もういけないのかもしれない。
と、私は思ったわけで、だから心の核も身体の核も、
マッチョになろう!
と両手を握りしめて誓ったわけでその瞬間、
ぐわにょん、
と左手に持っていたジャンボどらやきが握りつぶされてしまったわけで、
しかしすぐ後に全て完食したわけであり、
拝啓恵子ちゃん
恵子ちゃん・・・
恵子ちゃん・・・・・
やはり名字が思い出せないのであって、とにかく、
鍛えねばならん。
と。
だからこれは、
昨日今日に思い立ったわけではなく周囲の人はこれを、
「咄嗟の思いつき」と呼ぶかもしれず。しかし、
呼ぶのはあくまで憶測であり結果が全てを語るのだ。
吉岡君を見よ。彼はあくまでも結果で表す人であり、即ち、
男。
た、たまらんぜよ、どうするのよ、これ。
吉岡君って、ほんわぁ~とか、やんわぁ~とかっていうイメージが、
前面に強く押し出されてくる印象が最近は強いけれども、でも、
彼の核心を思う時って、前にも幾度かうわんうわん書いたけれど、
森に棲む一匹の狼というか、真っ白な雪原を走る野生の馬のような印象が、
すいっと、心の中に厳然と浮かび上がってくるわけで、たっ、
たまらんぜな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、嗚呼、
好き好き大好き吉岡くぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んっ、
惚れちゃうわよね。
絶品に逸品にべらぼうにかっちょええじゃないのぉ、旦那ぁ!
極上やで。
松!
ハッ

いけない。
やはり心のガソリンスタンドは吉岡君へと納車してしまうのだった。
だってぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、
心が呼んでしまうのですもの吉岡君へと。もうこれはしょうがないずら。
吉岡君ったら、い・け・ず。
うきゃ

だはぁ~、やっぱり吉岡君なしでは生きていけないのだった。んがしかし、
これだけは鍛えておこう。客間の片隅に置き忘れられたこの鏡餅のような体型は。
スポーツの基礎は、
まず身なりから。
これは基本です。
ということでさっそく揃えた筋トレウェアー。
見たくれを除けば、すばらしく完璧、キラン


そしてダンベル。
スポーツ店の店員さんいわく、
「女性の方はまず0.75kgのダンベルから始めた方がいいでしょう」
「0.75kg?(妄想スイッチオン=吉岡君の体重は推定54kg=ほっ、細いっ

「女性は、特に、初心者の方はそのくらいから始めるのが妥当です」
「でもそれじゃぁ困るんじゃないでしょうか?」
「え、何がですか?」
「運んだりとか。54kgのダンベルとかないんですか?」
「ないです。そもそもそんな重いものは誰も使えませんよ。
鍛えたかったら、そうですね、お客さんはこの重さから使ってみてください」
なんだかむりやりに売りつけられてしまった感が拭えなかったけれど、
勧められたダンベルを一組購入して、さっそく真夜中の自宅に戻り、
事前に購入しておいた”アメリカンナンバーワンセリング筋トレDVD

を再生!いくわよ、最初はスクワットから、わんっつーわんっつー
ピキン。
え?
なんか、
ピキン
とか鳴ったわ。
右の太ももから。しかも、
ぴゃぁ~~~~!
とかって頭から吹き出し語が飛び出てきたと思う。
なんなのかしら、
なんなのこれって?
「肉離れです」
ぴゃぁ~~~~~~~~!!!
と診断されたその瞬間に頭のてっぺんからまた吹き出しが飛び出てきたと思うのですが、
余りの理不尽な痛さに出向いた診療所、及びにそこの老先生が、もう、
も~~~~~~~~~~~~れつに最強ディープインパクト南関東一等賞だったので、
ぴゃぁ~~~~~~~~濃度がその場で30%薄れていたのですが、
その詳細をここで書くと文字数3万語を越えてしまうので割愛いたしまする。
ということで、
マッチョになろうと決心した私は、
やっとどうにか仕事を一段落させたのにもかかわらず、
肉離れのために銀幕の吉岡君が更に銀河に遠のいてしまったという。
もう、泣いても、泣ききれない・・・・思いっきり泣いたけど。
ぐすん。
だけど、
でも、
負け惜しみじゃないけど、
私は、一体、
何をそんなに焦っているのだろう?
なんて、
ふと思ったりするわけで。
だって、
銀幕の吉岡君は観たい!
猛烈に観たい!
なんとしても観たい!
と切望しているけれど、
でも、
もし観れないとしても、
吉岡君は、
どこへも行かないわけで。
そこに、
やっぱりいてくれるわけで。
これもずっと以前に書いた事だけれど、
吉岡君は、
どこからかわからんところから吹いてきて、
どこかわからんところへ吹いて消えていく人ではない。
吉岡君は、
流行ではない。
吉岡君は、
吉岡君であって、
役者である前に、
吉岡秀隆なのだ。
そこにびっくりするほどむき出しの純粋を覚えるのだし、
そこからまっさらな感動が生まれてきて、
無尽蔵の魅力が彼の泉から授けてもらえるわけで。
文字にするとそれは大層な感じに思えるけれど、
でもそれは、
決して大袈裟な事じゃなくて、
とても素直に染み入ってくる彼の魅力であり。
人を想うってこういうことなんだなぁ~と、
根源的な幸せへと深く導いてくれる、
大切な想いを思い出させてくれる人であるわけで。
吉岡君のどこが好きなの?
と聞かれたら、
たぶん一言では言い尽くせないと思う。
それは、
過ぎ行く夏の空への憧れに似た
そんな感覚のような、
次の季節へと、
そっと託していく
尽きることのない
新たな想い。
またの日へと、
次いでいく、
永遠の約束。
吉岡くんを愛し過ぎて好き過ぎて
低吉岡から自立しようと?マッチョになろうと?そんなに頑張って・・・
肉離れになっちゃうなんて。
あんなに楽しみにしてた銀幕の吉岡くんにお会い出来ないなんてお気の毒。お見舞い申し上げます。
でも吉岡くんはまだまだ劇場で待ってくれると思います。風子さんが来てくれるまでずーっと待ってくれると思う。
早く元気になって下さいね。
”ALWAYS”も”遥かなる帰還”もなかなか好評です。特に吉岡くんの演技が注目されてます。
どちらも涙なしでは観れません。
森内さんは出番は多くないけど存在感があってとても魅力的なキャラです。
一日も早く全快されて行ける日がきますようにお祈りしてます。
窓からNECのビルに向かって「森内さーん」って呼んだら森内秀隆さんが見舞いに来てくれるよキット。
霧島さん、こんにちは!
お声を届けてくださり、ありがとうございます
はい
低吉岡は相変わらずの状態であったのですが、
でも霧島さんの励ましの言葉で俄然元気がでましたぁ!
嬉しかです。
いつも本当にありがとうございます。
茶川さんも森内さんも素敵なのですね・・・。い、
ぃやっったぁ~~~~~~~~~~~~~~いっ、
さすがの底力の人ですよね。はぁ~吉岡く~ん、すばらしかぁ~。
作品も好評ということですし、もうそれが分かっただけでも
あちしは感動ひとしおです。
霧島さんのコメントを読ませて頂いている途中で、
嬉しさの余りNECのビルに向かって、
「ばざ~るでござ~る!」
と思わずガッツポーズを取ってしまいました。
ちなみにNECの本社ビルって横から見ると、
ロケットみたいな形をしているのでしが、
その姿を日々目にするたび、嗚呼・・・・・吉岡くん・・・・
私を月まで連れてって
でも森内秀隆さんがお見舞いに来てくれる姿を想像したら血行が良くなって、
肉離れの回復度合いに加速が増した気がするとです!
さすがの吉岡万能薬。
キラン
霧島さん、
優しい励ましのお言葉、とても嬉しかったです。
ありがたいです。本当に。
一気に元気になれました。
早く治して、銀幕の吉岡君のもとに飛んでいきたいと思います
肉離れ、大丈夫ですか?銀幕の吉岡さんには会えたのでしょうか?きっともうご覧になったことでしょうね。
三丁目、本当によかったですよね。三回映画館に通ってしまいました。はやぶさもよかったですし。猫弁も楽しみですね!15日に文庫本が出ますね。
また遊びにきたいと思います。
コメントありがとうございます。
お気持ちを寄せて頂いていたのに、
返事が遅くなってしまって大変申し訳ありませんでした。
ごめんなさいです。
肉離れはいまだ治らずでありまして、
三丁目も、そして「はやぶさ」も
まだ観に行けていない状態です。。。うぅ
待ちわびて待ち続けた銀幕の吉岡くん、
会いたいです。。。
とてもとても恋しいです。
ぺこさん、
お会いできてとても嬉しかったです。
まだ気候の不安定な状態が続きますが、
どうぞご自愛ください。
またお話できたら幸せです
読んでくださってありがとうございます
ブログを書いていらっしゃるのですねぃ!
私はここのところ時間が思うように作れなくて、
全く更新できていないトホホな状況が続いているのですが、
でもゆっくりでも続けていけたらいいな~と思っています。
nene777neさんもこれからもブログ頑張ってください
コメント頂けて嬉しかったです。
ありがとうございます