令和元年7月12日(金)
今年も蝉の初鳴きが遅れている!
これは大災害の予兆か?
3日前ぐらいに数匹が鳴いている。
蝉の羽化の観察より
蝉は、地中の中に長く生息しており、成虫(芋虫の形)が羽化する
時期を見計らっている。非常に湿度に敏感な蝉は、大雨や梅雨の
ころは羽化しないだろう。木の根っこ付近からよじ登ってくる途中に
落下した時点で体は傷つき2度とよじ登る力はないのだ。
力つきた蝉は無残な姿で命尽きる。大変可愛そうでならない。
下では、蟻が待っている。大部分は、一斉に羽化する。夜から夜明け
前には羽化(成虫から立派な蝉になる)が終わり羽が乾くのを待つ。
羽化したばかりの羽は緑っぽい。温度にも敏感で30度前後だったかな
日中暑すぎるときは鳴かないようで適温があるようだ。
広島市今年のセミは猛暑で鳴き声が短い飛ぶセミもいない。大災害の前は初鳴きも遅い!2018. 7.22撮影
蝉の世界では、鳴くのは雄(オス)で枝から枝えと飛ぶ。
雌(メス)は、外敵の少ない上の方まで登って雄がくるのを雌は待つ。
立派な雄がくると雌も魅かれて接近。(バックしている時もある)
約、10日~12日ぐらいのバトルが始まる。
豪快な雄の鳴き声はこのごろが絶頂期だろう。
街中にいるのは、クマゼミがほとんどでたまにアブラゼミがいるが
近年少なくなっている。山里に行けば柿木に止まっている小型の
チーチーゼミやミンミンゼミ(地方の呼び名)
土砂災害が多い年には蝉の姿も少なめ(地中にいた蝉は死んで
しまったのか)蝉の鳴く時間帯で温度が大体わかる。
色々と観察してほしいね。