見えているものが違うの？

人には楽観的なものの見方をする人と、常に悲観的なものの見方の人がいるそうだ。
どうやらそれは、同じような境遇にあっても差があるものらしい。
自分がどうなのか、ちょっと気にしたい教えだ。

◆同じ道を歩いていても・・
　楽観的な人は、「今日、道を歩いていたら、きれいな花が咲いていて空がすごくきれいだった。」といいことばかり言う。
　反して悲観的な人は、「今日、道を歩いていたら、ぬかるみがあって歩きにくかったし、
　　　　　　　　　　　　イヤな雲が出ているので、明日は雨かもしれない。」などと言う。
　よくよく話を聞いてみれば、二人ともまったく同じ道を歩いてきていた。
　同じ道なのに見えているものが違う、おかしな話だまったく同じ道なのに・・・

　パナソニック創業者の松下幸之助翁は、自分が事業に成功した理由を３つ挙げているという。
　「学歴がなくて、体が弱くて、家が貧乏だったから」だそうだ。
　おっしゃることは、全部欠点だと感ずるのが普通かもしれない。
　だが翁は、学歴がないから人の意見に真剣に耳を傾けられた。体が弱かったので他人に任せることができた。
　貧乏だったので、一生懸命働き、少ない給料にも感謝が出来た。
　そして、成功が出来た。
　自分には何の取り柄もないと嘆いている方も、見方を変えればすでに何かを持っているのかもしれません。
　もしかしたら、自分の才能を欠点だと勘違いしているだけなのかもしれません。
　物事の見方というものは、これほどまでに違うということなんですね、心したいものです。