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紳士スーツはもう売れない

2020-12-18 06:32:31 | 日記
かって紳士服販売チェーンが隆盛を誇っていた時代があった。
青山商事・アオキ・はるやま・ゼビオ等だ。
その中で、ゼビオは早い時期にスポーツ用品に商売替えをしてしまった。
クールビズで、ネクタイメーカーはずいぶんと淘汰されてしまった。
そして、紳士服販売チェーンも苦境なことは自明だ。
以前は紳士服販売店だった店舗が、ネットカフェになったこともよく目にするようになった。
日経ビジネス誌によると、コロナ渦も重なり、業界は今こんな状況だという。

◆アオキの本業がネットカフェに?
 アオキは今期売上高が16%減の見込み、青山商事は21%減で400人の希望退職を募集中だそうだ。
 在宅ワークの浸透や、対面回避により、仕事着のカジュアル化が加速しているはずだ。
 一説によると、今年のスーツは5割が売れ残っているらしい。
 来期も同様の販売数だと仮定すれば、来期の生産量はゼロでOKということだ。
 各社「脱スーツ」は、まったなしということなのだろう。

 実際の決算数値もこうなっている。
 アオキの全体売り上げに占めるファッション事業の構成比は58%まで低下、
 ネットカフェやカラオケ店のエンターテーメント事業の構成比は35%まで伸びてきた。
 店舗数はすでにエンターテーメント事業のほうが多いという。
 そして、売り上げ構成比も数年後にはファッション事業を超えそうだ。
 もう本業がネットカフェになるということだ。
 青山商事も非ファッション構成比が40%だという。
 世の中の移り変わりと言うものは、こんなにも早いんですねぇ 驚きです。