言われてみれば当たり前のようにも感ずる。
人でも組織でもさらには国であっても、うまくいくかどうかとか成功するか失敗するかには、
全て原因があるのだそうだ。
他社や他人の成功を見て、形だけの真似をしてもうまくいかないのは、そのためだという。
渋沢栄一があまりにも有名な「論語と算盤」の中でこう記す。
◆世の中のことは全て原因と結果の関係でできている
だから原因を無視して結果だけを変えようとしても不可能なのである
富を成す根源は何かと言えば仁義道徳である。
正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することはできぬ。
わかりやすく言えば、世の中のことが成功するかどうかは、
勤勉に向き合い誠実に行動するかどうかにかかっている、とでもいうのだろうな。
私利私欲では、一時的に稼ぐことはできても、継続は出来ないものらしい。
「世のため誰かのためになりたい」という道徳心や勤勉さ、誠実さがなければ真の成功はない。
うまくいかないときは、自分の仁義道徳に不足はなかったかという視点で、原因を探れば、
次は成功という結果が得られるということなのでしょう。
→仁義道徳は大事なことなのでしょうが、どうにも難しそうです。
それでも、物事には原因があるということは覚えておきたいものです。