真言宗ご住職の法話から。
生活の中で、ずいぶんと辛いことにぶつかることがある。
例えて言えば、土砂降りの雨の中のような状況だ。
そんな時の心持ちのために、「やまない雨はない」という言葉は知っていたが、このお話も役に立った。
◆雨の日には雲の上の太陽を思い浮かべればいい
そうなんだ。
現在の困難がいつか解決する（雨がやむ）ではなく、雨の日だって雲の上には太陽が輝いているのです。
我々は誰だって、太陽のように輝く心を持っているそうだ。
だから、今は心の中が苦しみの雲に覆われ、悲しみの雨が降っているだけということ。
いつしか心の雨がやみ、雲も晴れて、かってのように太陽の光の中で笑顔を輝かせるときが来るのです。
そう受け止めれば、苦難を乗り越える勇気もわいてくるものです。
もう少し雨宿りすることもいい。
雨に濡れるのを覚悟して歩きだしてもいい。
傘をさして、一歩踏み出してもいい。
それは、状況に応じて決めればいい。
だって、太陽はいつだって雲の上でさんさんと照っているのですから。
→こんな考え方も心にとどめておきたいものですね。