清原達郎氏、何となく聞き覚えのある名前だった。
それもそのはず、氏は一介のサラリーマンでありながらかって長者番付のトップに君臨した方だ。
そして昨今では、伝説のトレーダーとも呼ばれ、個人資産はなんと800億円だそうだ。
そんな氏の初の著書、「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を読了した。
そこで感じたこととは。
◆投資初心者にも役に立つ本だった
国策で、NISAが拡充された。
余裕のある人も、そうではない人も投資をしなさいということのようだ。
投資対象として世間で人気なのは、「オルカン」やS&P500だが、氏はそれよりもTOPIX連動ETFを勧める。
そこは、ああそうですかと受け止めておきたい。
1,980円のこの書で一番役に立ったことはそこではない。
それは(個別株ではなく、市場が)暴落したときの対処法だ。
氏のアドバイスは明確だ。
対処策は2つある、1つは放置する、そして今一つは買い増しするだ。
暴落した時には、短期的には損切をして損失額を確定するのも一方策だ。
だが、中長期的に見ればそこで損失を確定するのは良い行動ではないそうだ。
さらに買い増しをすれば、やはり短期的にはさらに損失額が増すこともある。
それでも、中長期的に見ればそれは底値買いとなり、将来大きな利益を生むのだそうだ。
→これは良いことを学びました。
願わくば、多くの方がこのアドバイスを実践しないことを・・・
おいらだけの対処策にしたいものです。