他人ごと(ひとごと)という言葉がある。
自分にはその影響が及ばず、安全圏に居られるということだろう。
そういった立場ならば、「〇〇すればいいんじゃない」などと簡単にアドバイスが出来るはずだ。
米国の作家・詩人のラルフ・ウォルドー・エマーソンもこう言う。
◆失敗して泥の中に転んだって 起き上がればいい 恐れる必要などどこにもない
ある面、このアドバイスは適正なものなのかもしれない。
何かに取り組んだり、挑戦したりしなけば良い結果は得られないものだ。
その意味で、やってみることを勧めるこのアドバイスは正しいものだろう。
それでもおいらは、こう思ってしまう、「他人ごとだからそう言えるんでしょう」と。
米国の鉄鋼王アンドリュー・カーネギーもこう加勢する。
「先延ばしにする癖のある人は、人生を漫然と過ごして失敗する」とね。
我が国の実業家の瀬戸雄三だってそうだ、
「人の苦労なんていくら聞かされたって成長しない、自分で苦労してみろ」。
挑戦や実践を説くそれらのアドバイスは、完全に正しいものだと思う。
それでもそれでもおいらは、こう思ってしまう、「他人ごとだからそう言えるんでしょう」とね。
→自分自身の立場でそう行動できる人はどれだけいるのか、それこそが偉人と呼べる人なのでしょうね。