工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

パクリ富士山・千秋楽

2018年06月09日 | 作品作り
さて、膠液の追加が出来たところで
肝心の富士山の色はどうしたらいいものかと・・・。

本物は「群青富士」なので「群青」を使えばいいのでしょうが
チラシを見た限りはそれよりも深い感じの色なので「皮鉄」を使用。



アレレっ、もう完成してしまった。
う~ん、何かが物足りない。

そうだ、雲だ。
本物の雲はうねってる感じに見えるし。

そんじゃ、「銀鼠」に「淡黄黄土」をちょこっと混ぜて
雲にうねりをつけてみよう。

仕上げに富士山にも高さを表現しようと・・・アッ
手が滑って「皮鉄」色の筆を雲の上に落してしまった。

それにしても上手く「筆先」の形に落したもんだ。
なぁんて、変なところで関心している場合じゃない。



ど、どうしよう、オロオロ。
拭いたら下の雲までとれてしまうし。

塗り重ねようにも単純な胡粉の白色じゃないし。
ええぃ、こうなったら開き直ってそのままにしておこう。

こういうのを反「画竜点睛」っていうのかもしれない。
強いて名付けるならば「雲海余分点青」でどうでしょうか。

           ☁

・・・という訳で



           ⛅

最後に災いが転じてオリジナリティがでました。
今回も満足・満足・「事故」満足ってなことで、また来週。