The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
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転載。天災。甜菜。天才。大谷翔平選手は「天才」か・・・ウーム。

2023-07-08 19:40:08 | 日記
凡人にはほとんどなじみの薄い「天才」という言葉ですが、異星人とも名指しされている大谷翔平選手は「天才」という言葉がピッタリだろうか。

立ち話論議を覗いてみると、わたしは大谷一号、大谷二号という捉えで2人の大谷選手の投打を見ています。だって高校野球ではなく、それも大リーグでの活躍ですからね、大谷選手は二人いると思っていますよ。それを聴いていた方は、ホームランの飛距離や投げるボールのキレから判断すると地球人とは考えられず異星界から来たでしょうとたまげた顔で語ります。ここでお年寄りの方が言葉をはさみます。練習方法の独創性や身体ケアの仕方などのマスコミ情報より私は科学的なトレーニングによる努力家で、日頃の鍛錬の積み重ねの現れでは。それも自分で編み出した異次元のトレーニング方法が含まれていると思いをポツリ。やはり大谷選手は「天才」だ。

脳科学者の茂木健一郎氏が「一人で医師・司法試験・公認会計士の3つ合格した方を『天才』扱いの報道」に「心底あきれる」と苦言を呈していたことが紹介されていました。深読みします。(以下引用)
「単なる資格試験合格を天才とか言う軽薄さ」とツイートし、「この方を個人的には温かく応援する気持ちしかないのですが」とした上で、「単なる資格試験合格を天才とか言うメディアの軽薄さには心底あきれるし、大袈裟にいえば国益を損すると思います。情けない」と斬り捨てている。
続けて、その真意について「評価関数がすでに定まったものの中で最適化することは天才とは言わない。受験も資格試験もそう。それがわからないからこの国はブルーオーシャンに行けず衰退している」と説明。「なぜこんな低レベルの記事を載せるのか?」などと続けた。また、一般ユーザーからの「天才は海外に出ればいい」などとする意見に対しては、「(日本は)『資格試験通ったら天才』みたいな、幼稚で愚鈍な評価軸だけじゃないでしょ。世阿弥や利休を生み出した国だから」との見解を示している。

茂木氏のツイートを分析すると、「評価関数がすでに定まったものの中で最適化することは天才とは言わない」、このフレーズが「天才」の基準を述べている極めて重要なところ。「評価関数」、すなわち誰かが作った問題を全て解けても「天才の範疇には入らない」ことを示しています。能楽の世阿弥、侘び寂びの千利休のように、「無から有」を生み出した芸術、この世界創造者を「天才」と暗示している、いや「天才」だと述べているのでしょう。

「天才」、それは「無から有」「今の技術・知見よりジャンプやスキップ、あるいは横に大きく跳んで新技術・新知見を創出」「鍛錬やトレーニングの工夫と異次元記録」等々を創出できた方々を表す言葉といえます。

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