じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

大湯川支流にある、錦秋の滝達を巡って来たよ。

2020年10月28日 | 風景・散策・旅行・撮り鉄
10月27日(火)、天気予報が、久々の「お天気」マークだったので、10月19日の「大湯滝巡り」で回れなかった、大湯川支流の滝を巡る事にしました。

事前に、観光物産協会のホームページにある、「大湯滝めぐりMAP」を見たのですが、漠然としていて、場所の特定が困難でした。
そこで、「国土地理院」の地図と照らし合わせながら、ルートを考えて巡って来ました・・・。

今回巡った「滝」の位置図です。(「大湯滝めぐりMAP」の名称で記載しました。)

※国土地理院の「電子国土Web」の画像を使用して作成。

赤表記の「滝名称」と「〇印」が、確認できた「滝」の場所です。
青表記の「滝名称」は、場所の特定が出来なかったり、近くまで行ったが辿り着けなかった「滝」です。

①小根津戸(こねつと)の雄滝

滝入口の、少し北の右側に「駐車帯」があり、案内板が立っていました。

そして、その後ろには、廃業したドライブインの様な建物がありました。

また、近くの草むらの向こうに、こんな案内板がありました・・・。

昔は、滝巡りが観光になっていたんでしょうね・・・。

さて、滝入口の案内板です。

「滝めぐりMAP」では、「戸」の字になっているのに、案内板では「塔」の字です。
そして、国土地理院の地図では、「小根津塔沢」と記載されています。
文字には、それぞれの意味があるのに、何故「戸」の字にしたんでしょうね・・・?

さてさて、歩道はこんな感じで、沢沿いに進んで行きます。


やがて、分岐にやって来ました・・・。

しつこい様ですが、こちらの案内板は、「戸」の字になっていますね。
先ずは、「雄滝」に向います。

おや、滝が見えて来ましたね。

周囲の紅葉も進み、「見頃」ですね。

「雄滝」です。

縦の写真です。

三段の「段瀑」で、落差44m、幅20mだそうです。

それでは、上段をアップです。

中段をアップです。

下段をアップです。

なかなか、見応えのある滝ですね。

さて、それでは「雌滝」に向いましょう。


②小根津戸の雌滝

分岐まで下りて来て、沢を渡り・・・、


右岸を進んで行きます。

歩き易い道です。

沢の音と、紅葉に包まれ、癒されますね。
だから、山歩きや滝巡りが止められないんですよ・・・。

徒歩10分の案内板です。


やがて、沢歩きになりました・・・。


おぉ~っ。やっと、滝が見えて来ましたね。

気付きましたか?
正面の滝の、45度左上、赤い紅葉の下辺りに、白い物が見えますよね。
上段の滝の様です。

滝に近づいて見ました・・・。

下段の滝しか見えませんね。

右手側の斜面は、崩れやすい急斜面で、とても登れません。
バックして、周囲を見回しましたが・・・、

この写真が限度で、上段の滝は写せませんでした・・・。(残念)
落差60m、幅7mの滝なんだそうですよ・・・。

後で思い付いたのですが、少し下って、尾根伝いに上って行けば、撮影ポイントがありそうな気がしました・・・。

さて、この後に「面無(つらない)の滝」を目指しましたが、滝への道を特定できず、断念しました。(藪と獣道だらけでした・・・。)
「滝めぐりMAP」には、「案内人必須」と書かれていました・・・。(納得)


③川島の滝

国道を南下すると、堀内集落への分岐点に、案内板がありました。


橋を渡った十字路付近に、案内板がありました。

アップです。

この林道の先に、「川島の滝」と「藤の岱の滝」がある様です。

ここで、木材を積んだ大型トラックとすれ違いました。
他に何台も、作業なんかしていないよね・・・?

林道を進んで行くと、途中で、伐採した木材を積む、作業中のトラック2台に、次々と遭遇しました。(嫌な予感は当たるもんです。)
でも、わざわざ作業を中段して、こちらの車を通してくれました・・・。
お仕事中、申し訳御座いませんでした・・・。(拝)

さて、「川島の滝」の駐車スペースにやって来ました。

直ぐ近くに、こんな滝がありました・・・。

縦の写真です。

一番下の滝の様です。

さて、手前の沢を渡って、向こう側の沢の上流を目指します。


やがて、流木の山の向こうに、滝が見えて来ました・・・。

後ろにも滝が見えますね。

先ずは、手前の滝です。

縦の写真です。

これが、二番目の滝の様です。

近付いて、アップです。

正面から、陽が射して来ました・・・。

続いて、後ろの滝です。

左側に何か見えますね。
アップです。

上に上る階段の様です。
壊れていますね。

慎重に上った先に、高い滝が見えて来ました・・・。


滝の正面に回ります。

縦の写真です。

以前紹介した、田子の「弥勒の滝」が、左右逆転した様にも見えますね。


《参考》藤の岱の滝

この後、林道を200m程上流に上り、「藤の岱の滝」を目指しました。

滝入口の案内板です。


そして、最初の滝の様な場所です。

流木だらけです。
右側に、黒い電線の様なロープ(?)があったと思います。(下りで気付いた。)

その上の滝がこれです。

右側の倒木(流木)の上から撮影しました。
高さ2~3m程だと思います。
「滝めぐりMAP」に、高さの紹介がなかったので、特定出来ません。

この上流に行くと、沢が二股になりました・・・。(国土地理院の地図では、一本の沢ですが・・・。)
どちらにも、少し進んで探って見ましたが、藪と沢山の獣道で断念しました・・・。


④小衣(おぼろ)の滝

堀内集落から、下折戸集落へ向かう途中の農道の分岐です。


ここから林道を進み、「小衣の滝」を目指します。

進んだ先にあった、分岐の案内板です。


「小衣の滝」の駐車スペースから、沢に下りて行きます。

沢沿いに、壊れかけた茶色の柵が見えます。

下りた沢の向こうに、左から流れ込む沢が見えます。


沢を上って行きます。


暫く進むと、滝が見えて来ました。

右手側には、洞窟の様な窪みのある崖があります。

少し近付きます。

手前に、流木があります。
滝は、2段でしょうか?3段でしょうか・・・?
縦の写真です。


もう少し近付き、流木の向こうに上がります。


少し角度を変えて・・・。


今度は、崖の脇からです。

縦の写真です。

高さ23.6m、幅10mだそうです。


⑤福倉沢(ふくそうざわ)の滝

続いて、林道を戻り、下折戸集落から大湯川支流の「安久谷川」を遡ります。

林道の分岐に、案内板がありました。


暫く進むと、林道の分岐に案内板がありました。


下に進めそうでしたが、川に下りて行く道の様で、傾斜がきつく、道が荒れていそうなので、分岐の近くに駐車をしました・・・。

下に下りて行くと、河原に案内板がありましたが・・・?

矢印が・・・、どっちに行くんだい!?
と言いながら、上流を目指しました・・・。

道は、河原の藪を刈り払いしたようで、広い道が出来ていました。

滝が見えて来ました・・・。

2段の滝でしょうか・・・?

流木越にパチリ。


正面に回ってパチリ。

左側にも、小さな滝があるんですね。

縦の写真をパチリ。

落差20m幅10mだそうです。
なかなか素敵な滝ですね。

さてさて、分岐に戻り、安久谷川沿いを上って行きますが、「大明神の滝」や「上日高の滝」の案内板が見当たりません。
「三界の滝」があるのではと思った、「小又沢川」の林道を走りましたが、案内板もそれらしき滝も見当たりませんでした・・・。


⑥「安久谷川の滝」と「安久谷川渓流」

戻って上流を目指すと、「安久谷川の滝」と渓流の案内板が現れました。

駐車スペースに車を停めて、下って見ます。

「安久谷川の滝」でしょうか・・・?


そして、「安久谷川の渓流」です。

案内板の「徒歩1分」圏内では、こんな感じです。

駐車スペースからの、紅葉風景です。

今が「見頃の」紅葉ですね。


⑦倉の沢の滝

「安久谷川の滝」の直ぐ上に橋があり、渡って直ぐ先で、右手側から沢が流れ込んでいました。
そこに、「倉の沢の滝」の案内板がありました。

国土地理院の地図では、この場所には沢の記載はありません。
近くに車を停めて、沢を上ります。

沢を上り始めて直ぐ右手側に滝です。

水量は少ないものの、かなりの高さから流れて来ています。

そして、また滝が現れました。

高さは少ないものの、立派な「滝」だと思います。

ここからは、そのまま沢を進みましたが、実は、ここから高巻きのルートがある事を帰りに知りました。

さて、沢を進むと見事な「渓流瀑」です。

少しアップです。

良い流れですね。

さて、やっと上の滝が見えて来ました・・・。


近付くと・・・、こんな感じで、

これ以上は、近付けそうにありませんでした・・・。
落差10m、幅15mだそうです。

実は、帰ってから気付いたのですが、「観光物産協会」のホームページで紹介されている写真と違うんです。
この上に、まだ滝があったのでしょうか・・・?

詳しい案内図が無いと、「滝」の散策は難しいですね。
でも、それが面白味でもありますが・・・。

さて、「倉の沢の滝」から下りて来ると、「八戸ナンバー」の車の方に、呼び止められました・・・。
「三界の滝」を探しているそうです。
「実は、私も見付けられなかったんです。」と話しました・・・。

「下の案内板の距離からすると、ここより下だと思うんですが・・・。」との事。

しかし、パンフレットにある「倉の沢の滝」の紹介文では、「三界の滝下流左岸に流入する」と記載されており、「三界の滝」が上流にある様な表現です。
それも、「車イスで見学可」と記載されています。(??)

観光案内やパンフレットは、正確で分かり易いものであって欲しいですし、パンフレットに記載しているのでしたら、それに見合った、案内板の設置も考えて欲しいものですね。(迷い事故等の防止のためにも・・・。)

さてさて、今回は、沢山の滝と紅葉が見られて満足・満足でした・・・。(でも、疲れた~っ。)
そうそう、今回巡り会えなかった滝は、又の機会があれば・・・、次こそ探し当てたいものですね。