われわれが直接選んだ国会議員を、選んでもいない首相が勝手に首を切っても良いのか? いつも疑問に思っていたが、今回の“安部の安部による安部のための解散”を見て、これは絶対におかしいと確信するに至った。
憲法の「7条解散」と言うが、これはわれわれ国民が直接に選んでいない首相が、自分の都合で勝手に衆議院議員の首を切ることができるのだ。もちろん、これは民主主義の精神に反するといった意見もあるが、現実には平気で行なわれている。極端な話だが、選挙で選ばれた議員を1ヵ月後に「解散」でに失職させても、法的には問題はない。
つまり、行政府の長である総理大臣の権限が突出して大きいのだ。われわれは総理大臣を選挙で直接選んではいない。一与党の代表(党首)が、国会の首班指名で総理に選ばれているに過ぎない。だから、今回のように大義名分のない勝手な解散・総選挙ができるのだ。
これが、首相公選や大統領選などで選ばれた総理ならまだ分かる。われわれ国民が直接に選んだ行政府のトップだからだ。今回のような“安部解散”を見ていると、「議院内閣制」はバカな総理に最も都合の良い制度だと痛感した。
それが嫌なら、議院内閣制を廃止して、首相公選や大統領選に改めるべきだ。そうでないと、これからも理不尽でバカな解散が続くだろう。
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