矢嶋武弘・Takehiroの部屋

83歳のジジイです。 日一日の命
SNSが歴史をつくる、SNSの時代がやって来た! 

啓太がゆく ⑦(労働組合騒動)

2025年01月15日 02時58分03秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
時限ストの日が来た。みんな初めての体験だが、正午過ぎに会社の近くの○✖公園に集まる。啓太も小出や今村と連れ立って公園へ行った。すでに20人余りの組合員が集まっていたが、報道部では夜のニュースのADを務める木内典子(のりこ)が来ていた。「やあ、木内さんは早いね。張り切ってるな」今村が声をかけると彼女が答えた。「ええ、だって私は夜のニュースですもの。昼間はなんでもできます」木内がすっきりした笑顔を浮か . . . 本文を読む
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経済大国→ 老大国→ 老衰国・・・それで良いのか?

2025年01月15日 02時55分20秒 | 政治・外交・防衛
<2019年10月17日に書いた以下の記事を復刻します>   日本は経済大国である。戦後の経済復興で、アメリカに次いで世界第2位のGNP(国民総生産)を誇ったことがある。その当時は「ジャパン アズ ナンバーワン」「エコノミック・アニマル」などと言われたことがあった。日本は今でも経済大国に変わりないが、近年はどこか精彩がないようだ。それは経済力で中国に抜かれ、第3位に転落したこともある . . . 本文を読む
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サハリンの州都・ユジノサハリンスク(豊原)の雑感

2025年01月15日 02時53分26秒 | 旅行
<2012年8月に行ったサハリンの州都・ユジノサハリンスクの記事を復刻します> サハリン(樺太)の州都・ユジノサハリンスクは、日本統治時代に「豊原」と言ったが、今でも戦前の面影が残っている所が幾つもある。 中でも「郷土博物館」は1937年(昭和12年)に建てられた純日本風の建物で、和風の庭園には旧日本軍の戦車や大砲が置かれている。戦前にタイムスリップした感じがした。   郷土博物館の全景  . . . 本文を読む
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大相撲の土俵は広げられないのか?

2025年01月15日 02時50分51秒 | スポーツ
<以下の記事は2014年11月26日に書いたものですが、一部修正して復刻します。> 相撲ファンとして一言いわせてもらいたいが、大相撲がなんとなく面白くなくなってきたと、多くの人が思っているかもしれない。それは日本人力士の優勝がずっとないとか、日本人の横綱誕生が途絶えているとか、いろいろな理由があるだろう。それはともかく、私はズバリ言って、土俵の広さにも原因があると思っている。現在の土俵は直径 . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑥(労働組合騒動)

2025年01月15日 02時47分19秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
第2部 <第1部に続いて空想、夢想、妄想の懺悔・告白のような自伝的物語。> (6)報道部に戻る 5月の連休明けに山本啓太は報道部に戻った。顔なじみの同僚にまじって数人の新人がいたが、意外だったのは同期の大橋剛(つよし)がいたことである。彼はスポーツ部を志望していたはずなのに、どうして報道に移ってきたのだろうか。啓太はすぐに声をかけた。「大橋、君はどうして報道に来たの? 意外だな」「ハッハッハ . . . 本文を読む
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啓太がゆく ⑤(仕事と恋とレジャー)

2025年01月15日 02時39分19秒 | 文学・小説・戯曲・エッセイなど
「そうですか、蔵原さんはそういう人ですか・・・」啓太はそれ以上は聞かなかったが、蔵原になにか不吉な予感を覚えた。そして、西尾と啓太は喫茶室を出たあとドラマ制作部に戻り、明日の予定を確認してから別れた。翌朝、出社すると岡山ディレクターが嬉しそうな顔をして言う。「放送予定日がようやく決まったよ。4月14日と21日の2回に分けて放送する。これで落ち着いてやっていけるね」啓太も安堵した気分になって聞いた。 . . . 本文を読む
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